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2011.04.07 (Thu)

素直さという部下力

新年度が始まり新入社員をちらほら見かけるようになりました。
私の職場は研究所なのでほとんどが私服ですが新入社員はスーツなのですぐにわかります。
なんとも初々しい姿は見ていて飽きないですね。


というわけで今回のお題は「新入社員に伝えたいこと」です。


新入社員は今頃は研修で鍛えられているところでしょうか。
名刺の渡し方から始まり、受け答えの仕方、PDCA、関連法務に関する勉強などなど覚えることだらけで大変です。
私自身は新入社員が身につける大事なこととして以下のことが挙げられます。


部下力


新入社員は基本的にまだ右も左も分からない状況です。
そんな中働いていくためには部下力を身につけていくことがもっとも重要だと考えます。
じゃあ私が言う部下力ってどういうものなんでしょうか。

部下力を構成する能力は探せば沢山あるでしょう。
その中でもまず最初に重要なことでその後もずっと武器になる能力は「素直さ」です。
この素直さという能力は一見単純ですが非常に大きな力を持っています。

例えば新米を指導するときに「~とするように」と教えたとします。
そこでいちいち口を挟むような部下はダメです。
気持ちよく返事をしてまずは教えてもらったとおりにやる。
この素直さが必要です。
こういう素直さは大きな武器となり相手の言うことを素直に聞くからどんどん吸収していきます。
そして教えるほうも素直にやってくれるからどんどん教えたくなります。
まさにポジティブな連鎖が生まれるわけです。
凄く簡単なようですが意外とこれが出来ない部下が多く、実際にそういう部下は大抵伸びません。


この様にまず最初の段階で素直さはその威力を発揮しますがある程度実力がついてからも重要です。
ある程度力がついてくると上司は部下を(ちょっと嫌な言い方ですが)試すようになります。
ある日突然上司からちょっと無理そうな仕事を頼まれるのです。
そんな時に「できない理由」を探しているような部下ではそこまでの人材です。
仕事を振られたら素直に「やってみます!」と言える
部下の仕事は「実行すること」でありできなり理由を探すような部下は認められません。
例え失敗したとしても実行したことが確実に力になっていくでしょう。


素直さを一番発揮しにくい環境は「望んでいない仕事」をするときだと思います。
日本の会社システムは多くの場合「専門家」ではなく「なんでも屋」を育てるものです。
なので例えば研究がやりたいと思っても研究職に就ける人は限られた人のみです。
研究の中にも基礎研究や応用研究、工業化研究などその中身は多様ですが自分の意思はほとんど反映されないと思っていいでしょう。
下手すれば営業職などその性質が正反対の職に就く可能性もあります。
しかし、そのような場合にやりたいことができないと腐っていると周りは誰も助けてくれません。
特に手でも抜こうものなら「そういうやつだからこうなったんだ」と言われることが普通です。
こういう環境でも「とりあえず与えられた環境でベストを尽くそう」と素直に頑張ることができれば周りの評価も自然と上がり、いつか自分のやりたい仕事に就けることでしょう。


というわけで新入社員の人はとにかく目の前にある仕事をまっすぐに取り組んでください。
どんなに疑問に思うことでもまずやることで認められます。
意見を言うのは認められてからです。
将来リーダーとしてひっぱて行くためにも今は部下力を高めましょう。
20:44  |  仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011.03.03 (Thu)

非効率の中に存在する効率

今回はこちらのエントリーから。


タダ乗り社員も安心の必読書?『働かないアリに意義がある』


紹介してある本はアリの生態についての本です。
一般的なアリのイメージとしては「よく働く」というもので実際に長い列をなしてエサを運ぶ姿は働き者というイメージにぴったりです。
しかし、どうやら本当のアリの姿というのは「7割ほどのアリは巣の中でなにもしていない」というものだそうです。
ただし、この「なにもしていない」という表現は間違いのようで能力が低すぎて「なにもできない」という表現が正しいそうな。

部屋が散らかっていても何とも思わないない人のように、「これは片付けないと!」と思う感性が鈍い。そのせいで、結果的に巣の修復や幼虫の世話といった仕事を他のアリに奪われ続けているわけです。

そして面白いのがこの働かないアリがいることが長い目でみると理にかなっているそうです。
全てのアリが働き者だと全部がバテてしまったときに働き手がいなくなるという事態を回避することができるとのこと。

自然界は、効率の良さや成果の高さだけで生き残れるほど、簡単なものではない、ということでしょうか。アリの社会は、そんな厳しい状況に対応するために「あそび」や「ゆとり」「無駄」を重視したシステムを採用しているのです。

このようなアリの姿からさらに筆者は人間社会にあてはめてこう展開していきます。

無駄を切り捨て、効率性や生産性を追求することが、長い目で見た場合には本当にいいことなのか。成長企業や経営コンサルタントではなく、ちっぽけな虫から学べることもあるのではないでしょうか。


というわけでアリから学ぶ組織のあり方というわけですがなんとなく分かる気がします。
人材というのは常に均一にすることは難しいし基本的に色々な考え方の人があつまって組織やチームは作られます。
そういう中にあって人材の不均一性はある種のバッファ(緩衝材)として働くと思うのです。
環境は常に変化するので毎回それに対応する形も変えなきゃいけないわけで色々な人材がいるということは強みだと思います。
そしてその多様な人材の中には能力が低い人も入ると思います。
なぜなら組織内の仕事全てが高い能力を求められているわけではないと思うからです。
そういう仕事に高い能力をもった人材を割くわけにはいかない、でもやらないわけにもいかない。
そういう仕事をやってもらう人材も当然必要になるわけでそれはそれで貴重な戦力だと思います。
残念ながらそういう仕事をやって目立ったりヒーローになることはないでしょう。
それでもやるべき仕事ならばその仕事をしている人をないがしろにしては絶対にいけません。
そういう仕事をやってくれている人がいるからこそ組織が動くことを忘れてはいけないと思います。


こういうチームを動かす上で大切なことに「上司は1日一声かける」ということがあります。
上記したような能力は低いけれど、だからこそ割り当てられる仕事をこなしている人にとって大事なのは「承認」です。
ガンガン成果を上げるタイプの人材には必要ありませんが日のあたらない人に対しては「上司の声かえ」を通して職場に自分の存在を感じる場合があると思います。
うちの上司はこれをやらずで出来る人ばかりに声をかけるのでチームがギスギスしてしまっているのでこのことが本当に身にしみます。
この役割は上司以外には出来ない仕事でありチームのマネジメントの上で実はかなり上位にくるのではないかと思っています。
バッファをバッファとして扱うのは一番愚かなんですね。


これからアリの巣を見つけたら違う目線で見れそうです。
働いてないやついないかな?という感じでしょうか。
前の私には無理でしたが今の私にはずっと寛容な目で見て上げれそうです。
21:13  |  仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011.01.19 (Wed)

貪欲さ

今日上司からこんなことを言われました。


最近の若者は欲がなさ過ぎる、人の成果も全部自分のものにするくらいの貪欲さが欲しい。


この言葉を聞いて私は悩んでしまいました。


貪欲さの定義が人の成果を奪ってまで自分の成果を上げることなら確かに自分にはその貪欲さをもっていません。
私の仕事は研究ですから人の成果を奪うということはアイデアを盗むということになります。
人っていうのは自分の研究チームにいる人ということもあるでしょうが今日の場合は他所のチームからという意味に聞こえました。
確かに上司は普段からプロジェクトのほかの機関が何か成果をだすと必ずのっかるようにしています。
出てきた成果を追試してあわよくばその先にある成果を先に出したいという意図です。


私はその行為に毎回乗り気ではありません。
人のアイデアを盗んで成果を出しても短期的には良いかもしれませんが長期的には必ず損益になると思うからです。
信用を失う行為をとっていると誰も相手にしてくれなくなるでしょう。
社会において信用ほど重要な資産はないと思います。


というか何よりそういう生き方が嫌なんですね。
仕事じゃなかったらそれが自分になて損益になってもそういう生き方をしたくないです。
そんな行為をして得た結果に価値を感じないというのが正直なところです。


じゃあ何を悩むかというと上記のような考えは持っているもののあまりにきれいごと過ぎないかということです。
自分の人生を歩んでいるんなら自分の考えに沿って生きればいいですがこれはあくまで仕事上の話になります。
とくに研究分野で生きている私は「利益にうとい」というコンプレックスがあるのでなおさらです。
普通のビジネスマンならがっついてでも利益をとっていくものなのか…と悩んでしまいます。
しかしだからといって信頼をそぐような行為は組織にとっても個人にとっても不利益だと思うし…という感じでどうどうめぐりです。


しかし1つの考えがあります。
それは今流行りのドラッカーの言葉です。


マネージャーにできなければならないことは、そのほとんどが教わらなくとも学ぶことができる。しかし、学ぶことのできない資質、後天的に獲得することのできない資質、はじめから身につけていなければならない資質が、一つだけある。才能ではない。真摯さである。


そう、何よりも大事なことは真摯さであると説いています。
少なくとも上司が言った行為は私には真摯さを欠いた行為としかとれません。
私にとっての貪欲さは自らの手で切り開いたアイデアを真っ向勝負でとことん突き詰めていくことです。
そしてそのアイデアが奪われそうになったら全力で戦います。
もしかしたらこの考えはビジネスの世界では全然甘いのかもしれません。
駆け出しの自分ではまだはっきり判断ができるほど世界が見えていないというのが正直なところです。
しかし、もし私が後天的に獲得することのできない資質を持っているならばそれは1つの武器なのでこれを有効に使わない手はありません。

私にとっての貪欲さは真摯に戦うことです。
22:25  |  仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2010.11.23 (Tue)

新卒市場の最前線

前回のエントリーで新卒バブルの崩壊ということを最後にちらりと話題にだしました。
私自身はもう新卒での就職活動は一生できないので体験はできませんが今回紹介するようなニュースから実感することができました。


中国で新卒争奪戦 日本企業、「負けず嫌い」求める

日本の企業が、本格的に中国で大学新卒者の確保に動き出した。年630万人という世界最大の市場に狙いを定め、日本本社の幹部要員として採用する。

米コンサルティング大手、ボストンコンサルティンググループ(BCG)の内田有希昌パートナーは2日間の面接を終え、こう感想を漏らした。

いい学生が2~3人いればと半信半疑で参加したが大当たり。「すでに上海と北京で6人に内定を出し、さらに数人採用するかもしれない」

同社は近年、東大や慶応大などの有名校を中心に日本で年十数人を採用してきた。だが、「安定志向の草食系が多く、戦闘意識の強い野武士タイプが減っていた」と内田氏。それで中国に来てみたら、「負けず嫌いで、競争意識の強い、我々の大好きなタイプがうじゃうじゃいた」



今や中国は「市場」や「資源」というキーワード以外にも「人材」という価値が生まれているんですね。
確かにもともと商売上手というイメージが強い中国の人材はビジネスに向いているのかもしれません。
その中でも日本の10倍以上の競争から勝ち抜いてきた人材というのはやはり魅力があると思います。



それに対して日本の人材に対して「安定志向の草食系」と批評されています。
確かに少なくとも私の周りにはそこまで「負けず嫌いで競争意識の強い」タイプはいないように思います。
さらに言うと私の感覚では草食系と並んで「つまらないプライド」を持ってる人材が多いという感覚があります。
それはどういう人材かというと実際にまだ何かをなしていないのに「根拠のない自信」を持っていて「協調性がない」人材です。
草食系の人材は世間のイメージそのままで何故か結果にこだわらず必要以上の「協調性」があるように感じます。
「協調性」に関しては両極端で、その反面実は「競争意識」はどちらも持っていません。
プライドを持っている人は競争意識が高いように思えますが、実際に競争をすることで本当の実力が表に出てしまうことを避けているように見えました。


このような現状がある限り中国の人材は普通以上に魅力的に映るのかもしれません。
このような人材が日本で活躍できる場が与えられたらと思わず期待してしまいます。
ただし、1つ大きな間違いをしているように思えます。


日本人による営業では限界があり、優秀な中国人に本社で企業文化を身につけてもらい、市場開拓を任せたい


傾きかけた日本企業の「企業文化」を学ぶとはどういうことなんでしょうか。
というよりそもそも「企業文化」という言葉を使うこと自体がナンセンスだということに気づいていないように思います。
この変化の激しい時代において「文化」という考え方はビジネスにまったくそぐわないものだと考えます。
むしろ自分達の企業文化を改革してくれることを新しい人材に求める気はないのでしょうか。
そんなことではせっかく入った優秀な人材がまた欧米へと流れてしまうでしょう。
なんというか、のん気なことを言っているなという気がしてますます日本経済が心配になります。


さて、私自身も将来そういう競争を勝ち抜いた人材と働く可能性があるのかなと思うと気持ちが引き締まります。
どんな環境でも常に競争意識を持って取り組みたいと思います。
22:05  |  仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2010.11.16 (Tue)

自分の為すこと

サラリーマンやそれを含めた研究者にとって大事なことは何でしょうか。
それは「自分が何をやったか」だと思います。
「思います」というより「思い知らされた」という表現が適切かもしれません。


私は特定派遣の社員として今の会社に派遣されています。
ですから当然私は派遣された会社の利益が最大になるような仕事をしなければなりません。
間違っても派遣先の利益を損なうようなことはしてはいけません。
そんなことは当然分かりきっていたと思っていました。
しかし実際には「恩と利益」に関して大きなジレンマを抱えていたのです。


そのジレンマとは「派遣先の利益を出すために派遣先の外でお世話になった人の利益を損なうかもしれない」というものです。
その方は同じプロジェクトの違うチームとして働く他機関の方です。
仕事を通じて初めてその方と知り合って以来というもの様々な面で助けてもらっています。
なんといっても今やっている研究分野にずっといた方なので素人同然で入ってきた私にはその方の様々な助言に大きく助けられました。
その恩に報いるために私自身も出来る限りのフォローを行ってきました。
そうすることで相乗効果を生み出し互いにとって大きな利益を生み出したと考えています。


しかし共同で行っていた研究を論文化するにあたり大きな問題が生まれました。
正直な感想として私は今やっている研究の最大の手柄はその方にあると思っています。
ですから当然1番手がその方で2番手が私だと思っていました。
その考えに何の疑いも持っていなかったのですが上司と話したところ相手方に対してかなり怒ってしまいました。

「こちらも大きく関与しているのになぜこっちが2番手なのか。こちらのデータは使うべきではない」

情けないことにこんな発言になるとはまったく想像もしていませんでした。
確かに組織としての利益だけ考えれば2番手になるというのは利益を損なうことになるのかもしれません。
しかし、こちらのデータとあちらのデータの両方を使わないとデータの質が下がるのでお互いにとって不利益です。
それでも別々にしなければならないのか非常に悩みました。
なにより恩人に対してそれでは申し訳ないという気持ちが非常に強いのです。
なぜならその方はむしろこちらのことを考えてよりよい形でデータを示すためにこちらのデータを「使ってくれた」からです。



今回の件はまだケリがついていません。
組織の利益をとるのか、恩人の利益を取るのか。
当然道は1つだと思います。
それは「意地でも両者に利益がある形に落とし込む」ことだと思います。
今回の件で非常に頑なになっている上司を説き伏せることができるのかわかりません。
ただ、ここで引き下がったらこの先の人生において大きなしこりを残すような気がしてならないのです。
恩を仇で返すわけにはいきません。
とりあえずあるだけの知恵を絞れるだけ絞って戦いたいと思います。
22:16  |  仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
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