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2011.11.10 (Thu)

部下の側にいる上司

職場で上司が昔の上司にこんなことを言われたそうです。


お前は部下に近付きすぎる


最初はどういう意味かわかりませんでした。
意味を聞くと要は「部下との精神的な距離感が近いのはいけない」ということです。
なんか文章にしたらすぐに理解できましたが昼飯たべながら上の空だったのでわからなかったんですね。


実はこのことは私もずっと思っていました。
部下との距離感を必要以上にとりすぎているのでうまくいかないだろうなぁと思っていたのですが実際にそれが原因で人間関係が崩れることも多いと思っています。
なぜ上司が部下に近付きすぎるとよくないのでしょうか。


仕事を行う上で上司は厳しい判断をする必要が多くあります。
もし要求されたような仕事が出来ていないのにほかっておく訳にはいきません。
なので当然上司と部下の関係には一定の厳しさがつきものでしょう。
しかし、そこでさらに「部下に近付きすぎる」という要因が加わると絶対に出てくるのが「えこひいき」というやつです。
仕事をこなす部下にはどんどん近付いていくと、相対的に仕事が出来ない部下との距離はとったつもりがなくても距離ができてしまいます。
それを続けていくうちに「あの上司は自分にとって都合のいい部下だけを側に近づける」という感覚で部下が捉えるので距離をとった部下の士気は大きくさがります。
そして士気の下がった部下と直接働くのは実は「上司のお気に入りの部下」なわけで結局嫌な思いをすることになるわけです。
そうするとチームとしての機能は大きく低下することにもなります。

また「イエスマンばかりを側に集める」というのも危険な状態です。
そうなると自分にとって都合の悪い情報が集まりにくくなるのでリスク管理上非常に危険です。
現場で起きている現実を把握できないとマネジメントできず、イエスマンの情報だけでマネジメントするので現状はいつまで経っても回復しません。
これは大抵気づいたときは手遅れですが、本人は自分が原因になっていることに気づくことはないでしょう。


このように部下との距離を誤ると必ずチーム・組織の機能は低下すると思います。
そしてこの機能低下は上司自身が気づかないと改善することが非常に難しいのです。
私はイエスマンではないのでガンガン悪い情報も伝えますが士気の低下はなんともしようがありません。
様々な試みを行いましたがやはり上司でないと出来ないことがあるんだと思い知りました。
マネジメントを担当するような人は部下との距離感を適切に保つことが機能的なチーム・組織作りに重要であることを肝に銘じて欲しいものです。
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