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2011.06.26 (Sun)

かものはし総会2011

昨年、一昨年に続き今年もかものはし総会に参加してきました!


かものはし総会とは…
児童買春問題の解決のために創立されたNPO法人かものはしプロジェクトの年に1度の報告会のこと。株式会社で言うところの株主総会にあたります。かものはしプロジェクトでは会員・サポーターが株主のような存在であり寄付により資金を運用するためその成果を報告しています。
(ちなみに私がかものはしのサポーターをしている理由を手短に書くとカンボジアにいって大きな衝撃を受けてその衝撃を1度きりのものにしたくなかったからです。細かく書くとそれだけで1つの話題になるので省略します。)


今年の総会の感想を一言で言うならば…大満足!!!
実は昨年の総会は満足のいかない、というより本当にこのままサポーターを続けて大丈夫だろうかと思えるようなものでした。
かものはしプロジェクトはまだ歴史が浅いので(今年で9年目)試行錯誤を続けているためしょうがありませんが、根本的なところで軸がぶれているように感じてしまったためです。
しかし、今年の報告ではそんな懸念を全て洗い流すような素晴らしい報告でした。
というわけで今回報告を受けたことについてご紹介したいと思います。


まず今回の見所はカンボジアにあるコミュニティーファクトリー(CF)の大きな成長を感じました。
かものはしプロジェクトでは児童買春の原因を貧困にあると考え、さらに多くの場合夫は出稼ぎで消えてしまったりDVを受けたりする女性を助けることが鍵だと考えています。
そこで調査をして児童買春につながりそうなくらいの貧困層(最貧困層)の女性に狙いを定めて仕事を提供しようとCFを作り観光地として有名なカンボジアのお土産品を作るファクトリーを立ち上げました。
まずそのCFの売り上げが順調に伸びていることは素晴らしいことですが、さらに「組織」として成長していることを実感したのです。
なぜなら抱える問題が自分の職場のレベルと一緒で驚きました。
例えばモチベーションを保つためにいかに目標設定を決めてさらにそれをシステムとして動かすか、このような問題に取り組んでいます。
さらにその解決手法としてプロのボランティア(通称プロボノ)である戦略コンサルタントが関わり高いレベルでその問題解決に取り組んでいます。
ほんとうちの職場にも来て欲しいくらい(笑)


ちなみにこのコンサルタント集団が今回はかなり大きな力を発揮しているように感じました。
集団と書いたのはたぶん関わっているのは1人以上だからです。
今回はアイデアをまとめる作業に随所にコンサルが関わっていました。
なので研究職の私から見ても理路整然と問題に取り組んでいるように感じ、今回は本当に突っ込む隙はほとんどなく完全に私のレベルを遥か彼方に上回っていました。
1つ噛み合ってないように感じた箇所も質問をすると十分に納得できる返答をいただきとても嬉しく感じました。
このようなコンサルだけでなくこのプロボノは製品開発やデザインのプロなど様々な分野の方が携わっており非常に大きな存在となっています。
私の専門は残念ながら現時点では力を発揮できる分野がなさそうですがそういう機会があれば是非とも協力したいものです。


今回の大きな懸念は事前に報告を受けていたIT事業の縮小です。
このIT事業はかものはしプロジェクトの大きな特徴の1つで「自ら収益を上げるNPO」ということです。
CF事業で分かるとおり貧困層の女性を救うためにも単なる「寄付」ではなく自ら生きる力を伸ばすために「仕事」を提供し、カンボジア人自ら運営できることを目標にし、さらに読み書きの勉強の機会を与えるなど表面をさらったような援助のしかたをしません。
その哲学は運営そのものにも現れており寄付で全てをまかなうのではなくIT事業を立ち上げ日本サイドでも自ら資金を集めていました。
ですからそれが縮小されるというのはそういった精神がなくなってしまったのかと非常に心配だったのです。
しかし、それは大きな勘違いでIT事業は環境の悪化によりこのまま行うことが困難であるための縮小でそれに変わる事業もすでに幾つか提案されていました。
つまり「自活の精神」は未だにしっかりと引き継がれていたのです。
このことも本当に嬉しいことの1つでした。


そしてもっとも満足したことが「軸がぶれていない」こと。
かのもはしプロジェクトの設立意義は「児童買春問題の解決」です。
信じられない話ですが10代の女の子、いやそれ以下の子供たちがターゲットになり買春が行われています。
軸がぶれないというのはつまりかのもはしプロジェクトの行う様々な事業(CF事業・警察指導などなど)がすべて「児童買春問題の解決」に繋がるものであるという強い主張を感じたからです。
まさに「全ての道はローマに通ず」みたく「全ての道は児童買春問題解決へ通ず」です。
これは研究でも同じですがまず「ゴール」を明確に設定してそこからそのゴールへ向かうためにブレイクダウンして順々に行うことを細分化していきます。
コンサルでいう「イシューツリー」とか「ロジックツリー」というものでしょうか。
明確にゴールを意識してそれを解決するための強い思いと論理的な方法、「情熱と冷静」がはっきりと伝わりました。
上記してきたこともふくめて今回は過去最高の総会だったと思います。


というわけで今年度も継続して、いやできるならさらに上の段階で応援していきたいと思います!
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