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2011.05.03 (Tue)

普通の科学者の考え方

今日はとっても参考になるtogetterがあったので紹介します。


keigomi29さんの(普通の)科学者と(三流)ジャーナリストの違いに関するツイートのまとめ

【1】 (普通の)科学者は自説を否定する事例を探す。 (三流の)ジャーナリストは自説を補強する事例を探す。

【2】 (普通の)科学者は反例が見つかると自説は否定されたと考える。 (三流の)ジャーナリストは反例を気にせず自説は証明されたと考える。

【3】 (普通の)科学者はひとつの例では不安である。 (三流の)ジャーナリストはひとつ例が見つかれば大満足である。

【4】 (普通の)科学者は事実から論理を導き出す。 (三流の)ジャーナリストは論理にあう事実を見つけ出す。なければ創り出すこともある。

【5】 (普通の)科学者は相関関係が因果関係かどうかを考える。 (三流の)ジャーナリストは相関関係は因果関係だと考える。ただし因果の方向は任意である。

【6】 (普通の)科学者は抽出した標本が母集団を代表しているかどうかを考える。 (三流の)ジャーナリストは取材した対象が母集団を代表していると思いこむ。

【7】 (普通の)科学者はどの程度確かなのかを考える。 (三流の)ジャーナリストは絶対確実か絶対間違いだと考える。

【8】 (普通の)科学者は見つからないものはないのかもしれないと考える。 (三流の)ジャーナリストは見つからないものは隠されていると考える。

【9】 (普通の)科学者は誰の話を聞いても本当かどうか考える。 (三流の)ジャーナリストは話を聞く前に本当かどうかを決めている。

【10】 (普通の)科学者は話を聞いて理解できないのは自分の知識が足りないからだと考える。 (三流の)ジャーナリストは話を聞いて理解できないのは相手の説明が下手だからだと考える。

【11】 (普通の)科学者は分からなければ勉強する。 (三流の)ジャーナリストは分からなければ説明責任を追及する。

【12】 (普通の)科学者は量と反応の関係を考える。 (三流の)ジャーナリストはあるかないかだけが問題である。



どれもなるほどというかある意味本当に普通のことだなと思えます。
そう思えるのは私自身がすくなくとも最低ラインとして「普通の」科学者のレベルは達成できていると言えそうでほっとしました。
全て当然のことですがコメントしていくと…と思ってもう一度①~⑫を確認すると当たり前のこと過ぎますね…。
なのでピックアップしてコメントします。
特に④なんかは科学者とかジャーナリストとか関係なく人としての問題でしょう。


⑥はまさに科学者として身につけたいことであり、普段の生活からはちょっとかけ離れたことだと思います。
普通は目の前に起こった出来事を見てそれがまるで普遍しているように感じるものです。
例えば、名古屋出身の人にたまたま連続で出会ってみんなが「味噌が好き」と言えば「あぁ、やっぱり名古屋人は味噌が好きなんだ」と思うでしょう。
でも科学者なら「この例が本当に全体を現しているのか」の考え、どうしたらそれが証明できるのか考えます。
得られた実験データが特殊な例なのか一般的な現象なのかを見極めることは非常に重要だからです。

⑨に関しては科学を仕事にしているとほとんど職業病の1種だと思うくらい疑います。
他人のデータはもちろん自分のデータもまず疑ってかかるんです。
そうしないとついつい間違ったデータに惑わされてしまうのでそうならざるを得ません。
事実、実験条件やそもそもの前提条件だったりがおかしい論文も沢山あるので油断なりません。
しかし、これを日常に持ち込むのが科学者の悪い癖です。
楽しく会話していればいいのに「それ本当?」とか「それは前提がおかしいんじゃないか?」とか「そもそもその言葉の定義は何なの」とかつまんないこと言っちゃうわけです。
これだけは気をつけたい。

⑩は昔のエントリーで取り上げた「定量」と「定性」の問題に近いと思います。
この「量と反応」に関する私なりの解釈は「閾値」です。
ある物質があって、その存在そのものが有害か無害かを判断するのはナンセンスです。
ある一定量あって始めて有害な性質を示すものがあるわけでその有害無害は「量」とそれに対応する「反応」をみないと判断できません。
特に今回の放射線問題では「放射線そのものが有害である」という風潮になっていますが放射線そのものは毎日浴びています。
この世にあるほとんど物が放射線を発しているわけで今更それが議論にはならないわけです。
今回はそれを無視して著者がいうところの(三流)ジャーナリストが騒ぎ出したので今回のようなtogetterが出来たようです。


気になるのは「一流」の科学者はどういう考えを持って取り組んでいるんだろう…ということですね。
そんなこと考えていては一流にはなれないのかもしれませんがとりあえず科学を考える土台を再確認できてよかったです。
それを土台にしてしっかりと自分なりの一流を構築していきたいですね。
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