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2010.10.14 (Thu)

明日を信じられる社会

今日はこのエントリーを取り上げます。


JALの“白紙スケジュール”で勢いづく解雇解禁論の不気味


この手のエントリーは非常に多いと思います。
どういう種類かというと「人間の気持ちが大事なんだからそれに反する行為はしてはいけない」と主張しながら問題の解決策は示さないというものです。
筆者はこう主張します。


気持ちを無視する会社にも社会にも、未来はない


ではすでに無視されている非正規社員にはどう対応するのでしょうか。
この著者は完全に「正社員」のみで構成されていてその正社員という制度を支えるための様々なひずみは完全に無視しています。
無視した上で「感情が大事だ」なんて白々しいにもほどがあります。
大事なのは「感情」ではなく「現実」です。
雇うことができなくなった会社に対してそれでも「雇え」と主張する感情というのはいったいどういうものなのでしょうか。
その感情はただの「自己陶酔・自己満足」にしかうつりません。


また以下のようにも主張しています。


組織を動かすのも、社会も動かすのも、人である。ちっぽけな、ちっぽけな人だ。組織力を高めようとするならば、そこにいる人が強くなれる環境を作る必要があるし、強い社会を作るためには、そこで暮らす人が明日を信じられる社会にしなくてはならない。


「そこにいる人がつよくなれる環境」というのはどういう環境なんのでしょうか。
もしそれが「明日を信じられる社会」ならとんだ勘違いでしょう。
何をやっても首にならない会社・社会なら努力をするインセンティブは大幅に減少します。
人はちっぽけであることには同意しますが、ちっぽけだからこそ緩い環境では当然気持ちも緩みます。
そしてそこには「人が強くなれる環境」なんてものはありません。
職業柄色々な会社の現場からの情報が入りますが研究・開発という現場ですら守られた緩い環境だと使えない人材であふれています。
そんな人材を守るために新たに社会に出る若者からチャンスを奪う社会が「明日を信じられる社会」だとは理解できません。


著者のプロフィールを見ると保健学博士ということでこの手の専門家でもありません。
さらにANAでCAをしていたようですが絶好調な会社しか知らないのでしょう。
一度派遣社員として企業で働けば嫌でも腹が立つはずです。
まったく使えない社員や中には上司が自分の何倍もの給料をもらっているにも関わらず守られた環境でぬくぬくしている姿を見れば気持ちも変わるでしょう。
「人の気持ちが大事」なんて誰でも知っていることです。
でもそれはあくまで友人や恋人・家族など自分の周りに対して大事にするものです。
いつもこのブログで主張していますが目の前の1人を救う方法と100万人を救う方法は絶対に違います。
私にとって明日を信じられる社会とは「競い合う社会」です。
競い合うことすらさせてもらえない社会では明日を信じることはできないでしょう。

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