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2010.09.05 (Sun)

サラリーマンの力

漫画「エンゼルバンク」が終了してしまいました。


<概要>
龍山高校で英語教師をしていた井野真々子は、教師としての成果を挙げながらも教師でいることに飽きてしまい、転職を決意する。そんな時、桜木が主催するビジネスセミナーの会場で、桜木に"転職代理人"・海老沢康生を紹介される。「人の価値は相場で決まる」「30過ぎたら利息で暮らせ」などの海老沢や桜木のアドバイスを受け、教師を続ける事を決意しかかっていた井野だったが、海老沢の勧めで海老沢が所属している転職サポート事業・ライフパートナーに転職する。
井野は海老沢直属下となり、キャリアパートナーとなるが、仕事に関する何の予備知識もないまま、いきなりクライアントの担当を任される。


wikipediaより

エンゼルバンクの前作「ドラゴン桜」では東大入試へ向けた高校生のストーリーを描いた異色の作品でしたが、エンゼルバンクはその社会人版です。
ずっと読んでいたのですが第14巻でついに終了となりました。


この作品は「転職」を1つのテーマにしていますが、転職はきっかきにすきず「社会って本当はこういうところ」ということを描いた作品だと思います。
ドラゴン桜が「大学受験って本当はこういうもの」ということと同じですね。
この両者の作品は必ず「王道」を行くということだと思います。
ドラゴン桜では「受験テクニック」などを多数駆使するわけですが、最終的に必要なのは「こつこつと努力すること」という非常に単純でありでも重要なことを示しました。
ではエンゼルバンクでの「王道」とはなんなのでしょうか、社会の生き方に王道なんてあるんでしょうか。
しかし、1巻から14巻まで通して強いメッセージを発していることが1つあります。


社会をよくするにはビジネスしかない


これこそが伝えたいメッセージだと思います。
とっかかりとして転職をテーマにしたのも「日本の労働人口の流動性は3%しかない、逆にその3%を転職会社として支配すれば思い通りのビジネスに人材を送り込める」という発想からです。
そして登場人物である海老沢は「日本支配計画」と称して本気でそれに取り組んでいるんです。
なんかこうやって言葉だけ並べると陳腐な感じがしますが、それこそ「常識という枠」で視野を狭めている証拠かもしれません。

思い通りのビジネスの例として「育児」「農業」「医療」がでています。
「育児」は現在の女性の社会進出にともなう需要の増大を目指してベンチャーを立ち上げています。
というよりこの育児の問題をなんとかしないと女性の社会進出は困難を極めることは間違いないので「育児ベンチャー」を通して社会を変えるということです。
また農業については「現在の農業は産業として成立していない」ことを取り上げて「農業ベンチャー」を立ち上げます。
産業として成立するということはつまり少ない人で多くの生産を行うことで、今の日本の農業とはまったく別物です。
それを達成するためにそのベンチャーは今までの常識をやぶり「丹精こめない農業」を目指します。
最後には「医療」にまで踏み込んでいます。
日本の医療の崩壊の理由を説明し、特に埼玉や千葉で医者不足であるため千葉での病院経営に乗り出します。
その診療方法も画期的であり待合室で事前診察と投薬がなされるというものです。

これらの詳細は是非漫画で確認してください。

最後の14巻では司法と教育をサラリーマンの力で変える方法を考えようというところでとまっています。
これらにどう立ち向かうかはわからないまま漫画は終了しました。



この漫画は完全な「サラリーマン視点」で書いてあるため現在の制度を変えるような「政治的」な話は全然でてきません。
「新入社員の一括採用」を肯定するなど賛成しかねる点も多々ありますがそれはサラリーマン視点に徹したからかもしれません。
それでもビジネスを通した社会変革という考え方は非常に賛成できます。
というよりそれしかないようにも思えます。
なぜなら公務員の側には今の日本をよくしようと思えば思うほど自分達の仕事がなくなるのでメリットがありません。
逆にビジネスならそれを通して利益を生むことで社会変革に繋がるためデメリットの方が少ないしょう。


ドラゴン桜・エンゼルバンクは両者合わせて完結した作品になっているように思います。
今の情況はどうなっていて、それに対してどう動けばいいのか。
それを考える力がもっとも大事だというのが両者を通じたメッセージだと思っています。
機会があれば是非読んでみてください。
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