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2010.04.11 (Sun)

グローバルな手段の必要性

今日は最近アメリカで話題になっているという動画についてとりあげたいと思います。





この動画は2007年に米軍が起こしたイラクでのヘリによる民間人銃撃射殺事件のリーク動画です。
この動画に対して正反対のエントリーがあったのでまずそちらを紹介します。


グローバル資本主義だけが世界を平和にし、世界の貧困問題を解決できる ―米軍ヘリによる民間人誤射殺の映像から考えた事

ノータイトル(wrong, rogue and booklog)


この動画に対する両者の結論はまったく異なります。
導入部分はどちらも同じでこの動画に衝撃を受け、戦争というものに対して否定的な思いを綴っています。
しかし、結論は上段エントリーが

それでは、このような悲劇が再び起こらないようにするにはどうすればいいのだろうか?
僕には、それはグローバル資本主義をさらに加速させ、世界の全ての国を互いに密接につながった自由市場経済圏にすること以外考えられない。


とし、下段エントリーはそれらを一切否定して

US市民でもイラク市民でもない僕らにできるとしたら、この事実を記憶に留めておき、人間は小さな誤解からこのような悲劇的な事件を引き起こしてしまうということを忘れず、自分や近しい人間がそういった事態を引き起こさないように努力することだ。


としています。


みなさんはどう感じたでしょうか?
私はこういう場合「対案」を出していない否定は絶対に採用しないことにしているので少なくとも下段エントリーはまったく共感できません。
「戦争」という国家間のグローバルなやり取りに対して「自分や近しい人間」を相手にしてもまったく意味がないことは明白だからです。
いわゆる「言っていることは正しいけど意味がない」というものの代表で派遣規制などがそれにあたりますね(派遣社員が大変だから助けたいという思いは理解できるけれど派遣制度をなくしたらもっと悲しい事態が起きるということ)。
それに対して上段エントリーは「戦争」というグローバルな活動を「経済活動」というグローバルな活動で打ち消すことはできないか、という非常に現実的なものである考える価値があるものだと思います。
事実、現在は「戦争」という行為は非常に非効率な行為であり「経済による戦争」がすでに起こっていると表現してもよい状態ではないでしょうか。
どちらも「戦争」だとしても「殺し合い」より「儲けあい」の方が何百倍も健全であることは間違いありません。


ただし、残念ながら上記エントリーは達成不可能な手段であることも間違いないと思います。
問題となる部分は「世界の全て」というものです。
世界には様々な文化があり、それらの多様性によって世界はなりたっています。
その多様性を世界から奪い去ることは決して「健全」であるとは考えられません。
生物が今まで繁栄してきたのは多様性のお陰であり「何か1つのことが正しい」と考えるのは非常に危険な発想であると思います。
私の考えはそういう前提であるので「グローバル資本主義を加速させる」ことは賛成ですが「世界の全て」をそうすることは違った危険を生むような気がしてなりません。

資本主義には下記のように表現されます。

資本主義は最悪の経済形態であると言える。 ただし、これまで試されてきたいかなる経済制度を除けば。

そう、現時点で最高の制度であることは間違いないのですがそれでも残念ながら最悪とも表現されるものなんです。


話を戻すと、じゃあ戦争に対する「お前の対案はなんなんだ」ということになります。
まず先に述べたように「グローバル資本主義の加速」は1つの強力な武器になることは間違いないと思います。
また、戦争の1つの意味は「資源争奪戦」なので「エネルギーに関する研究開発」に力を入れることはかなりの効果があるのではないかと思っています。
私が研究している「バイオエタノール」の分野ははっきりいって将来メジャーなエネルギー資源になるとは思いませんが、最近は研究が進み今年か来年にはガソリン並みの値段で生産が可能になる見込みです(あくまで見込み、しかも日本じゃないけど…)。
さらに、これはITの発展に伴いすでに起こっていることですが「情報インフラを整える」ことが大事です。
世の中にはまだまだ閉じた国が多くあり、今までなら外の世界を知る機会はなかったでしょう。
しかし、今では世界の裏側の情報がタイムリーに見られる時代になったのでこの流れが続いていくことそのものは非常に意味があることだと思います。
今回紹介した動画も現在のような環境でないと知ることはできなかったわけですし、ITの発展はかなり大きな影響を与えるでしょう。
このように手段は1つではないのでたぶん考えればまだまだ出てくるのではないでしょうか。
大事なことは「正解が何か1つある」という発想は捨てて「グローバル」な問題解決を目指す発想です。


これだけ書いておきながら広義的な「戦争」はなくなることはないと思っています。
つまり「自分が生きるために他者を排除する心」です。
もうこればっかりは「生物」として生まれた以上しょうがないことだと思います。
なのでいかに「殺し合い」をさせないか、という観点から「戦争」というものに対してアプローチをする必要があると思います。
「競争」を残しつつ「戦争」をなくす、非常に難しいですが考える価値のあることです。
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