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2010.03.20 (Sat)

AsepticRoom流プレゼンノウハウ

仕事の話ですが、だんだんと学会発表がせまってきたので今週末はその準備にとりかかっていました。
そして久々の学会だったので前はどうだったんだろうと昔のデータを見てみたんです。
それがまぁひどいことひどいこと、よくこれで学会に出たなぁと思ってしまいます。
まぁ学生時代だったから仕方ないにしても本当にひどいもんでした。

でもこうやって昔の自分の仕事を振り返ると成長したという実感が湧きます。
過去の作品が酷いと評価できるのは自分が成長した証だと思うからです。
パワーポイントや発表原稿を作成しているときどの点に気をつけなければいけないのかが今ならはっきりと理解できます。
発表内容自体のレベルはいまさら上げることはできないので、出来ることをやらなければしょうがないですからね。

こういう「プレゼンの技術」というのは巷に腐るほど溢れているのでいまさら私が書くこともないです。
なんて言っちゃうとblog書いている意味がないので少しだけ紹介します。


1.「自分の言いたいこと」ではなく「聴衆が聞きたいこと」を話す


私の中ではこれが大前提です。
これができているのとできていないのでは発表の質がまったく異なると思います。
しかし「聴衆」と一言で表現してもその対象は様々です。
なのでどこに絞るかというと「自分にとってのステークホルダー(利害関係者)」に絞ります。
まず、私のようなサラリーマンにとって絶対に外せないのは「上司」、すなわち直接自分を評価する人間です。
学会発表の前に必ず上司の目を通すことになりますが、ここで「上司の聞きたいこと」を言えていなければ最悪です。
言い換えれば「上司が言って欲しいことを言えていない状態」ですね。
ここを理解するかしていないかで「サラリーマンとしての評価」は大きく変わってきます。
次に絞るべき対象は「自分の発表を確実に聞くであろう同じ分野の人間」です。
科学の世界とは狭いもので自分のやっている分野の大学・企業というのはだいたいわかっているものです。
その相手の研究を具体的に浮かべながら「聞きたいこと」を考えます。
とくに明確な競争相手がいるならなおさら意識する必要がありますよね。
ちょうど私も今回のデータは同じような手法を使っているグループがあるので、「相手が聞きたいと思っている内容のレベルを1つでも上げる」というのをかなり意識しています。


正直言えば上記したものができていれば問題ないのですがその他補足的なものをいくつか紹介します。

2.ストーリーの一貫性

科学研究の発表は「研究背景」があって「目的」があり「方法」、「結果」「考察」「まとめ」という感じで流れると思います。
この流れに一切ブレがあってはいけないということです。
これは当たり前のようですが意外と出来ていない例も多いのではないでしょうか。
「目的が○○なのにその方法は適切じゃないんじゃないか?」「結果が目的に即していないのではないか?」「研究背景とまとめに繋がりを感じない」など挙げればきりがないです。
そういったストーリーのブレを一切なくすことで発表を通じて綺麗に理解してもらえる状況ができると思います。


3.「知らない」ことを前提とする

発表でやりがちなのは「相手が知っていること」を前提にすることです。
自分にとっては毎日関わってきた実験なのでいつのまにか色々な出来事が当たり前になっています。
そして発表にもそういう部分が如実に出てきて、聞いているほうにとってかなり説明不足になる場合があります。
もちろん高いレベルの発表で「理解できる人だけすればよい」と考える場合もあるでしょうが、そんな立場にあるかといえば多くの人がNOでしょう。
実験1つ1つの手法などをいかい「相手が知らない」ことを前提で話すかで聴衆の発表に対する理解度が大きくことなると思います。
ただし、学会で難しいのは「玄人相手に発表する」ことが前提ですので本当に「当たり前のこと」を言うのは避けるべきです。
この「当たり前のこと」と「知らないこと」の線引きを見極めることが重要だと思います。
すくなくとも科学者というのはやっていることがほんの少しズレるだけで全然知らないということが多々ありますので見極めはより重要になると思います。



こうやって書いていると「自分の言いたいことは言わなくていいのか」と思う人もいるかもしれません。
そして、その答えは「もちろん言うに決まっている」ということです。
プレゼンをする以上、主体は常に「自分」です
その軸がブレている人はそもそもスタート地点にすらついていないと私は考えています。
「自分のいいたこと」と「相手が聞きたいこと」というのが存在し、そこにどう折り合いをつけながら「自分の主張をするのか」がプレゼンだと思います。
今回の上司へのプレゼンでも「このデータは絶対に出すべきだ」ということを主張し、上司の意向を汲み取りながら「そのデータをどうやってストーリーに組み込むか」を思案しました。
ここで最終的にいえるのはプレゼンというのは「1人よがりになるな」ということだと思います。


金曜に行った上司へのプレゼンは十分な評価が得られたと思うので次のハードルは「上司の上司へのプレゼン」です。
正直に言うとここが最大の関門で、上司とその上司はかなり感覚が違うので調整が難しいんです。
ただ、すでに直の上司のOKがでているのでこれからの評価は上司による上司の評価ということになるとは思っています。
プレゼンは違う人に見せれば見せるほど直す部分が増えるのでなんとか穏便に済んで欲しいものです…。



というわけで偉そうにかいたものの実際できていないと意味がないので練習頑張りたいと思います!
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11:54  |  仕事  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

★確かにそうですね。

おっしゃることはとても理解できます。
このように明文化してもらい、助かります。
学会はあれもこれも言いたいのが人情なのですが、聞く側からすると何が言いたいのか分からないということになりますよね。
やっぱり言いたいことは一つに絞らないといけないですし、それがおっしゃる一貫性ということですね。
学会が普段研究室で行なう報告会と全く異なる点がそこだと思います。
今度入社試験で研究概要を発表しなければいけないのですが、重要なことを書いてくださりとても参考になりました。
maro |  2010年03月23日(火) 13:57 | URL 【コメント編集】

★確かにそうなんですが…

実行するのはなかなか難しいものでもあるんですよね。
多くの情報から1つに絞るというのは精神的にもけっこう抵抗があるものです。
私自身もこうやって書いていながらなかなか絞りきれずにいるのが現状です。
しかし、絞らないと「結局何も伝わらない」という最悪の状況に陥ります。
そうなるくらいなら「大事なことを1つ伝える」ことのほうが何倍も効果的ですよね。

入社試験、健闘を祈ります!
てっし |  2010年03月23日(火) 23:17 | URL 【コメント編集】

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