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2010.02.18 (Thu)

Q&A:第一弾!

少し前のエントリーでとあるコメントがありました。
それは簡単にいうと「特定派遣の業界について聞きたい」ということです。
本blogとしてはとても嬉しい質問ですね。
さらにこの質問を公表してもいいかたずねたところOKをいただきましたので今回は「Q&A」の形式でエントリーを展開していきたいと思います。
ただ、なかなかボリュームが大きいので分割して答えていきます。


ではいってみましょう!


◆メーカーだとやることがある程度限られていて(それでも多いと思 いますが)、身に付くスキルの上昇曲線は年を追うごとに横ばいに なっていく、という認識で良いですか?
ちょっとイメージが違うかもしれません。メーカーでは基本的に手を動かすのは35歳程度までで、それくらいになると主任・係長と呼ばれるような「中間管理職」へと移動します。そうなると自らが実験することはなくなり「管理」が主な仕事となり、以降は課長・次長・部長と「管理権限の広がり」がおきます。ですから単純な「スキルの上昇曲線」は描くことはできず研究以外の雑多な能力「調整能力」が求められていくようになります。ただし、たまに現場に残り続ける人もいるのでそういう方はかなり幅広いスキルを持っていることがほとんどです。また、メーカーでは様々な研究に携わることが普通なので「やることが限られる」という認識は違うでしょう。むしろ、いきなり違う分野にいく可能性すらあります。ただし、これらのことは「大手」と「中小」ではだいぶ話が異なるかもしれません。「大手」ほど「業務の細分化」がはっきりしているためポジションによってはやることが非常に限られる場合があります。


逆に派遣だと何十年経とうが身に付くスキルは増え続けますか?
上記したように「現場に残り続ける」限りは派遣でもメーカーでもスキルは増え続けると思います。ただし、どちらも「現場に残り続ける」ためには「相当レベルの高い技術力」が求められるのでかなりの努力が必要です。逆説的にいえば現場で「何十年経てる」ことができる人は「スキルが増え続けないと無理」と言えるでしょう。どちらも「本人次第」ということです。


◆だいたいのことは出来るようになるのは(生物系)では 何年くらいですか?
「だいたいのことは出来る」というのが抽象的でわからないのですがメーカーの社員を見ていると30歳過ぎの社員と20代の社員では大きな能力の差を感じます(あくまで人の能力によるので30代でもダメな人はダメですが)。長老のような存在は例外として現場レベルでは30歳中盤から後半くらいの人は「だいたいのことはできる」と言ってもいいのかもしれません。ただし、これも人によりますが。質問者は博士なので「研究能力」は問題ないとするとあとはそれを「メーカー仕様」にカスタマイズできるかだけが問題でしょう。「メーカー仕様」とはつまり「お金儲け」です。「研究をする目的は最終的に会社の売り上げに貢献すること」ということを素直に受け入れられれば問題ないと思います。ただし、「自分の興味」が先に出るとうまくいかないかもしれません。ここをうまくいけば博士の方は「基礎研究部門」に就くと思いますので数年でいっぱしになると思います。


◆一生、(特定)派遣を続けていくことは可能ですか?
これは前提が間違っていてそもそも一生同じ会社で仕事をする人は「稀なケース」と考えるべきです。「一生同じ仕事を続ける」というのは幻想に近いでしょう。「終身雇用」も言葉だけが一人歩きしているにすぎません。「長期雇用」という存在は確かに存在しますがそれに当てはまるのは「大企業の男性正社員」のみです。しかし、これだと質問にまったく答えていないのであえて答えるなら「ただ続けるだけならリストラに合わない限り可能である」という曖昧な答えでしょうか。少なくともこの考え方で就活をしてもあまり意味がないように思えます。


◆管理人さんの周りにはそういう方はいらっしゃいますか?
10年・20年の単位でやってらっしゃる方は事実としています。しかし、そういう方はエンジニアに多いように感じます。化学の分野だとやはり有機合成など「製薬」に関連する人が長いようです。


◆また、何年続けている方が最長ですか?
残念ながら最長で何年という情報はもっていません。


◆できることを増やし続けることなく一生派遣を貫こうとすると、 やはりじじぃよりはフレッシャーのほうが使いやすかったりするのですか?
残念ながら質問の前提に無理があります。「できることは増えていないが一生派遣ができる」という人は「特定派遣」の分野ではまずいないでしょう。「一般派遣」などで完全なルーチンワークなどなら可能かもしれません。「じじぃよりフレッシャーのほうが使いやすい」というのは単純業務ほど当てはまるでしょうね。だれでも自分より年上の人に雑用まかしたりはしにくいですから。


◆逆に派遣先に引き抜かれるようなこともあるかと思います。一般的にどのようなメリットがあって転職するのですか?
メリットは当然「移動せずにすむ」これが最大でしょう。家庭を持ったりすれば移動はなかなか大変です。ですから「1つの場所で腰をすえて仕事する」というのは大きなメリットでしょう。ただし、日本は「転勤社会」ですから「1つの場所で腰をすえて」というのも幻想かもしれません。事実、前いたメーカーではプロジェクトの半ばで突然移動ということがありました。他には、特定派遣は正社員なので派遣されていなくても給料はでますが仕事のない期間が生まれるリスクは当然あります。そういう事態を避けることができることも大きなメリットです。総じて言えば「安定」ということでしょう。


◆また、どのようなデメリットが考えられますか?
この質問は「引き抜かれることによるデメリット」であっていますか?その前提で話を進めると「特にない」が普通の意見だと思います。しかし、人によっては「メーカーという保守的な環境を嫌うために派遣業についている」という人もいます。事実、メーカーからの転職組の多くはそういった組織から逃れたくて来た人は多いです。ひどいところは「学閥」が存在し、その大学をでていないと出世しにくいなんてところもあります。そういう保守的な環境を嫌う人にとってはデメリットの方が大きいでしょう。


◆そのような場合、長年(ではないかもしれませんが)学んできた ことを言わば『肥やし』とし、お世話になった会社を裏切ることに なると思うのですが、一般的にどう折り合いをつけているのですか?
(管理人さんに質問することではないですが、すいませんが思っていることを書かせていただきました。自分自身よく理解できないので…)

そういった心配はまったくする必要はないと思います。会社はリストラに代表されるように社員を守る存在ではありません。また、社員が会社に依存するものでもありません。「労働」に対して「賃金」が払われる、そういう場所です。もし会社が社員を引き止めたければよりよい条件を提示すればすむだけの話ですがそういうことは役員レベルのトップ人材でない限りないでしょう。「辞めることは決して裏切りではない」ということです。それよりも、会社でお世話になった人に対しては申し訳ない感情を抱くことはあるかもしれませんが、そこは今までのお礼をしっかりと伝えて綺麗にされるようになりたいものです。さらに言えば、派遣業会は基本的にドライだと感じますのでメーカーから転職するよりはずっと気持ちが楽だと思いますよ。



以上で第一弾は終わりです!
あくまで個人的な感想ですが参考になれば何よりです。
次回は第二弾いきます!
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22:47  |  特定派遣  |  TB(0)  |  CM(1)  |  EDIT  |  Top↑

★さっそくのエントリーありがとうございます!

質問した張本人です(笑)
すごいです!目からウロコと言いますか、認識の甘さを痛感しました。
全く想像と違いました。思い切って質問してみてよかったと思います。
全てのご回答についてよく理解できました。
全てについて理解できたのですが、それに関連してまた別なことも
以下に書いてみようと思います。

>「メーカー仕様」とはつまり「お金儲け」
>「自分の興味」が先に出るとうまくいかないかもしれません
やはりここが悩みどころ(と言いますか理解に苦しむところ)だと
自分は思っています。ですが、最近ようやく、企業は人の役に
立つことをするところ、個人の興味を満たすところではない、
ということが理解できるようになってきました。
ですので、
>「研究をする目的は最終的に会社の売り上げに貢献すること」
ということがよく理解出来ますし、そういう視点を忘れずに日々
頑張っていこうと思います。

>「ただ続けるだけならリストラに合わない限り可能である」
>「できることは増えていないが一生派遣ができる」という人は「特定派遣」の分野ではまずいないでしょう。
非常に納得できました。やはり派遣は能力を高め続けてナンボ
ということが分かりました。

>「労働」に対して「賃金」が払われる、そういう場所です。
自分の依存心に気付かされた一言です。やはり自分から
働きかけていかなければならない、与えられたことだけ
やっていれば良いというものではない、ということが分かりました。
また、結構ドライな場なのですね。口では『残って欲しかった』とは
言うものの、無理に引止めはしないし、本当に残って欲しければ
報酬なり何らかの提示があるということですね。働くことに対して
考えが改まりました。


話を聞くとさらに質問したいことができてしまいました。
◆>たまに現場に残り続ける人もいるのでそういう方はかなり幅広いスキルを持っていることがほとんどです。
とありますが、メーカーにおける『かなり幅広いスキル』以上に
派遣には能力が求められるのでしょうか?
それとも、能力が高い人はいくらでも必要で、そういう能力が高い
人が必要なだけに派遣を雇う、という認識でよろしいですか?

◆もし仮に、じじぃとフレッシャーで出来ること、スキルが全く同じ
であったとします。その場合どちらが使いやすいのでしょうか?
と、言いますのも自分自身長く派遣を続けたいとも思っていまして、
能力が同じであれば若い方が使いやすいのかなあ、と不安に
なってしまうのです。
でもそれも職場を変えるのが億劫であるがゆえ、という甘えも
あるかもしれないと薄々感じてはいるのですが…。

◆>メーカーという保守的な環境を嫌うために
メーカーとは保守的なのですか?メーカーにおいても常に新しい
ものを作っていく必要がある、と私は認識しているので、十分革新
的だと思うのですが。「保守的」というのは今ある商品を長く続ける
必要もある、と言う点で「保守的」という意味なのでしょうか?

質問は以上ですが、また気になったことをつい書いてしまいました。
すいません。よろしければご回答いただけたらと思います。
maro |  2010年02月19日(金) 00:27 | URL 【コメント編集】

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