*All archives   *Admin

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2010.01.30 (Sat)

大学での論文とメーカーでの論文

研究に欠かせないツールとして「オンライン論文」があります。
論文は「Nature」や「Sciense」などの雑誌として公表されますが近年はその利用方法はオンラインがほとんどでしょう。
Pudmedなどで論文検索してオンラインのまま読んでもいいしpdfを印刷して手に入れてもいいし、とにかくオンラインを通じないと始まらないという状態です。
私が大学でに研究室に配属された頃にはすでにオンラインは当たり前だったのですが、昔は雑誌1つ1つから探してコピーとかしていたんだなと考えると相当便利になったんですね。
そんなオンラインについて下記のような情報がありました。

オンライン雑誌の価格が上がり続けている

オンライン雑誌の値段なんて全然意識したことがなかったんですが相当高いようですね。
東京大学は年間約10億ということですから、小さな大学ではとても手が届きません。
値段が上がった背景もなんだか怪しいようですが…やっぱり独占業ってのは強いみたいです。

このオンラインはどれだけ包括的に契約しているかで利用が違います。
大学時代は最新論文がほとんど読めなかったので新しい論文は「複写依頼」を行って1つ1つ手に入れていました。
前のメーカーではさらに論文が読めずになかなかうっとうしい思いをしたものです。
そして今の研究所では独立法人化したものの昔は国の機関だったのでさすがというところでしょうか、ほとんどの論文を読むことが出来ます。
これらの違いは本当に大きなもので、自分のやっている研究の最新情報にストレスなくアクセスできるというのはかなりの強みです。
やっていることが被っていたりしたら最悪なので日々チェックしながら自分がその分野のどの位置にいるのかを確認しているわけです。



そんな論文なんですがどうも最近は大学とメーカーでは捉え方がだいぶ違うなという思いをもっています。
大学は一般的なイメージとして当然論文に対する見識は深いように思えますが、実は以外とそうではないようです。
どういうことかというと上記した「その分野のどの位置にいるか」という感覚が抜けているように感じます。
大学としては「ようは自分のやっていることが通ればよい」という意識をもっているようで、仕事の仕方としては「とにかく縦に深い穴を掘り続ける」というイメージです。
対してメーカーでは「特許」という大事な目的があるので研究開発を行う際に「その分野のどの位置にいるか」というのは生命線です。
もし何億もかけた研究が他と被っていて特許が通らなければ無駄金になります。
それを避けるために研究開発を始める前に徹底的にリーサーチを行いどこに「穴」があるのかを探すわけです。
大学が縦に穴を掘っているとするなら、メーカーは横へ横へとリーサーチをかけて穴が開いていない場所を探すというイメージでしょうか。
ですから以外と大学の先生はある分野にいたとしても、ほんの少し横にずれるだけで「それはわからない」ということが多いようです。


この後の話はだいぶ感覚的というかそれぞれの趣味の問題になりますが、どちらが好きかと言われればやはり後者です。
これらのことは社会に出てからはっきりと自覚できたんですが、やはり博士に進まなくて正解だったかも…。
日本では博士から大学・研究機関以外への道はゼロではなくてもやはり厳しいようですからね。


というわけで、これからも「商売」の世界で研究をやっていきたいと思います。
スポンサーサイト
10:38  |  仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

この記事のトラックバックURL

→http://asepticroom.blog31.fc2.com/tb.php/637-f7f14b9f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。