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2009.11.15 (Sun)

まやかしの救世主

今回は日本の働く女性代表、勝間さんの話です。
勝間さんといえば「カツマー」と言われるほどのファンがいたりと一時期かなりのムーブメントになりましたよね。
そのムーブメントが今でもあるのかはわかりませんが、本屋に行けば「勝間コーナー」なるものが大概どの店にもあったりします。
本もガンガン出てるしガンガン売れてるようで、自分も一冊読んだことがあります。
読んだのは「お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践」ってやつで、なるほどなぁと思ったものです。


しかし、最初はいい印象を持っていましたが何だかだんだんと雲行きが怪しくなっていきました。
本で書いてあることは確かに間違いじゃないんだけれど、その他の活動が増えていくに連れて違和感の方が強くなるわけです。
なんだか言葉にならないんだけど「何か違うな?」という漠然としたものです。
さらには本の発刊ペースも異常なくらい高まって「儲けれる時に儲けたれ!」というメッセージの方が強く感じるようになりました。
「儲けられるときに儲ける」って発想自体は別に悪くないと思うわけですが、なんだかいろんなことの矛盾を感じるわけです。


そんなもやもや感を池田信夫ブログでいっきに解決するエントリーがありました。

ルサンチマンの力

この中で非常にしっくりきた言葉がこれ

私の本は中身じゃなくてマーケティングなんです

私は経験的に確信しているが、「インセンティブ」としての「自己啓発」と「社会変革」とは、ふつうはまず両立しない。


勝間さん自信の割り切り、そして本の内容とその他の活動との矛盾が全てきれいに説明されており非常にすっきりしました!


さらに凄いのはこれらの話からニーチェの話に持っていくところですね。

これは社会的弱者が抱く恨みや劣等感のような屈折した感情で、それが社会への攻撃に向かうと共産主義のような運動になり、内側に向かうとキリスト教のような宗教になる。乱暴にいうと、キリスト教は貧しい人々のルサンチマンに偽りの救済を売り込む史上最大の自己啓発運動だ、というのが晩年のニーチェの主張だ。キリスト教の与える「人生の意味」は偽りだから、その神学をつきつめると「人生に意味はない」というニヒリズムにたどりつかざるをえない。

高校時代の授業でニーチェがでてきて「神は死んだ」という言葉を学んだ時から衝撃を受けて今でも非常に影響されています。
そのニーチェがキリスト教を批判した理由と今回の「カツマー現象」とのダブりを示したのはとても面白いですね。
キリスト教がそうであったように「カツマー」達は何も考えずに受け入れてしまっているのかと思うとちょっと悲しい感じもしますが…千年経っても人は変わらないということでしょう。
それ自身はもうどうしようもないのですが、その他の活動で言っている主張をそのまま信じたとしたら問題ですよね。
なんとか目を覚まして「あくまで本はビジネスでやってるんだ」ということに気付いて欲しいもんです。


自分はこれからも「神が死んだ世界」で生きていくつもりです。
本当の苦難をごまかす甘言はその甘言を言った人だけに得をするようになっています。
目をそらしちゃいけない事実に目を向けさせてくれる人、そういう人に自分はついていきたいです。
間違ってもカツマーになることはありません…。
そろそろ政治家のなかにもそんな人が出てきて欲しいけど…絶対当選しないだろうなぁ。
そこが日本、というより民としての限界なのかもしれませんね。
自分も1人の民ではあるけれど、とりあえず今のスタンスを守って行きたいと思います。
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