*All archives   *Admin

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑

2009.08.23 (Sun)

政治の真のプレイヤーは誰だ

日本は民主主義であり、選挙により政治家が選ばれます。
その政治家が司法・立法・行政のうち、国会では立法を、内閣が行政を行います。

これらは一般的な知識ですね。
自分なんかは昔学校で習った頃は「内閣も国会も政治家がやってんのに何が違うんだろう」とか思ったものですが、まぁそれはここでは置いときます。

しかし、例えば高橋洋一さんの「さらば財務省」や「日本は財政危機ではない」などでその姿はまったく違うということが示されました。
そして、今回紹介する本はそれらの決定版ともいえる本です。


「日本国の正体」



第1章 官僚とメディアの本当の関係
第2章 権力の実体
第3章 政策の裏に企みあり
第4章 記者の構造問題
第5章 メディア操作を打破するために


この本は新聞等のメディアの側から今の政治を見ている本です。
著者自身がかつては記者として最前線で取材を行う側でした。
そんな著者が「懺悔録」とまで言わせたこの本には生々しいまでの「メディアと官僚のやりとり」が描かれています。
著者はこういいます

「私はかつて官僚のポチだった」

この言葉の意味は「官僚がご主人様でポチとは主従者」という関係を表しています。
よくメディアは「第4の権力」だといわれていますが、それは全く違うということです。
メディアは情報を得るために官僚に気に入られる必要があり必死に官僚に擦り寄る。
官僚は自分の流したい情報をいいタイミングで出すためにメディアを上手に飼いならす。
「御用学者」という存在はいましたが、「御用ジャーナリスト」の存在でさらに官僚のバックアップをおこなっていたわけです。
つまり新聞などで見られる情報はすべて「官僚が世間に流したい情報」である可能性が高く、その情報を流す「裏の意図」に気がつかないと大きな勘違いをしてしまうということです。
例えば財務省から出た情報はどういうものであろうと「増税=財務省の権益拡大」を狙っている可能性があるということです。


そしてさらに大きな問題は日本の政治が官僚専制政治になっているといことです。
立法は本来国会の仕事ですが、その法律を作るのは官僚の仕事です。
本来なら様々なニーズに対応した法律が作られ、それを選別するのが政治家の仕事になるはずですが実際は違います。
すでに「こういう方向でいきたい」という思いが官僚側にはあり、それを通すために政治家に事前に「根回し」を行っています。
さらに言えば、国会にあがる法律はすでに「事務次官等会議」という協議にかけられたものだけなので他省庁の省益を危ぶむものは国会にはあがりません。
もっと言うと、その会議の前に各省局長級の段階で調整がついたもののみ事務次官等会議にかけられます。
この時点で反対があるとその会議にすらかけられないということです。
これらのことは著書の言葉を借りると以下のような結論となります。


そんな実質協議は一切、新聞をはじめとするメディアの目には触れさせず、したがって国民もなにが議論されているのかわからないということだ。すべて決まってから、初めて結果だけがわかるのである。それから国会論戦になるが、与党多数の枠組みの下で、その時は事実上、決定済みという自体が繰り返されてきた。



このように日本の政治は常に官僚によって作られたものといっても過言ではないのです。
政治家の仕事といえばあがってきたペーパーにハンコを押すことぐらいでしょうか。
そして、そんな政治の監視組織であるはずのメディアは官僚のポチとなって全く機能していない。
つまりこのような実体は今の状態では世間に広がることはないのです。
今回紹介した本や高橋洋一さんの本が例え売れて100万部いったとしても人口の1%にもみたないわけです。
その影響力は微々たるものといってもいいでしょう。
しかし、1つの希望の光としては今回与党を取りそうな民主党が「霞ヶ関改革」を掲げていることです。
これは自民党でも小泉政権~安部政権にかけて少数の人が挑戦しては潰されている非常に困難な問題です。
なので、今回の改革ではこのような実体が世間に広がることが一番の課題となるのではないでしょうか。
たぶん今の時代でも年配者であるほど「お上は悪いことをしない」と思っている人は意外に多い気がします。


いつか政治の真のプレイヤーである官僚を表舞台にひっぱりだす日がくるのでしょうか。
今後もこの問題を注目していきたいです。





応援よろしくお願いしますm(_ _)m
人気ブログランキングへ
スポンサーサイト
22:52  |  社会・政治  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

コメントを投稿する


 管理者だけに表示  (非公開コメント投稿可能)

▲PageTop

この記事のトラックバックURL

→http://asepticroom.blog31.fc2.com/tb.php/586-848f07cc
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。