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2009.06.09 (Tue)

「数値」が暴く本当の日本

今日は本の紹介をします。


不透明な時代を見抜く「統計思考力」


第1章:基礎編 データを見る それ、ほんとう?まず、元データに当たる習慣をつけよう!
第2章:中級編 データを読む 統計の基本を知って、正しく読もう
第3章:上級編 データを利用する 過去データから未来を予測する


この本はタイトル通り「統計」について語った本ですが非常に読みやすい作りになっているので数字が苦手な方にもお勧めです。
2章が若干とっつきにくいかもしれないですが数字が苦手な方は飛ばしてもいいでしょう。

特に第1章はわかりやすい事例が多くて、
・若者の読書離れは本当か?
・小泉改革は格差を拡大したのか?
などのテーマを「データ」を基に考察を進めています。
さらに、そのデータ自体もインターネットがあれば自分でも手に入るようなものばかりを利用しているところがミソですね。


ちょっとこの小泉改革について取り上げてみましょう。
最近「格差問題」が叫ばれていますし、関心のある人が多い問題ではないでしょうか?
この格差について取り上げたときに有名なのが「ジニ係数」というものがあります。
はっきり言って格差を議論するならこの程度は知っていようよ…ってレベルのものだと思いますがテレビなんかではあまり聞きませんね。
キャスターなんかが正義感たっぷりに「格差問題をなんとかしないと」なんて息巻いていますが、テレビ局の収益構造のほうがよっぽどエグイってことは置き去りかい…。
って話がそれましたが、このジニ係数は簡単にいうと「格差を数値で表したもの」です。
詳しくはWikipediaで。
図を見ると(本にも同じようなのが載っています)ずっと前からジワジワと上がり続けているようですね。
しかし急激な上昇などは見られず、また小泉内閣後に目立った上昇も見られず、マスコミが騒ぐほどではないということがわかります。
あくまで「ジニ係数」のみで見た場合ですけどね。


ってな感じで色々なことを丁寧に「データ」で解説してくれます。
また、数値だから正しいというわけではなく陥りやすい間違いなんかも指摘してくれるのがいいですね。
理系的には2章が非常に有効なんじゃないでしょうか。
そこまでデータが複雑になる実験をしていないので統計テクニックが求められてるわけじゃないけれど、基本的な知識としてはとても役立つと思います。



そしてクライマックスが3章ですね。
3章は「未来予測」がテーマとなるわけですが、当然未来なんて完全に予測できるものではありません。
しかし、かなりの確立で予測通りに動く数値があるわけです!
それは…本を読んでのお楽しみにしてください。
言われて見ると当たり前だけど本を読んでいくとこれほど重要なパラメーターはないと再認識させてくれました!
是非一読あれ!



このように「数値・データ」を使って考えるのって本当に大事ですよね。
前にこのblogでもこう書きました

「人と付き合うときは感情的に、社会と付き合うときは理性的に」

感情に流されるとまるで自分の周りに起きていることが世界の全てのように感じてそれを正そうとします。
しかし、それを正そうとすることが結局社会全体で見ると間違ってることは往々にしてあるものです。
派遣社員がかわいそうだから派遣規制をしたら派遣社員は職を失いより悲惨な立場となるのがわかりやすい例ですね。
だからといって無理やり正社員にする法律でも作ったら会社が回らなくなって国際競争力を失い経済が低迷しとりかえしのつかないことになるでしょう。
何か問題を感じたらまずデータにあたり自ら考える。
こういう姿勢を示してくれるこの本は今の日本に最も必要な本と言えると思います。





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