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2009.05.05 (Tue)

ヒトゲノムを解読した男 J・クレイグ・ベンター自伝

今日は対象がかなり絞られる本を紹介したいと思います!

<ヒトゲノムを解読した男 クレイグ・ベンター自伝>


この本はタイトルそのままなんですが、ヒトゲノムの解読に大きな役割を果たしたクレイグ・ベンターという研究者の自伝です。
そして、このクレイグ・ベンターは自分のヒーロー的存在でもあります。

このクレイグ・ベンターをもう少し詳しく紹介します。
ヒトゲノム解読は少し前の話になりますが、その当時は大きな話題になりましたね。
国際的なプロジェクトが発足し、世界をまたにかけた大プロジェクトとして行われていました。
そのプロジェクトに対し、たった1つのセレーラという企業がヒトゲノムプロジェクトに競争をしかけたんです。
そのセレーラの代表としてクレイブ・ベンターがいたわけです。

彼はアカデミックな世界では(今はどうかしりませんが)非常に評判が悪いです。
悪名高いセリフとして、公的プロジェクトに対し「私達がヒトゲノムを解読するから、君達はネズミのゲノムを解読したらどうだい?」というのがあります。
また、セレーラはヒトゲノムを解読してそれをデータベース化して有料化することで儲けようとしたため多くの反発を買いました。
しかし、それは全て誤解だったことがこの本を読むとわかります。


ただ、この本を読む前から自分にとってはヒーローでした。
今回の本に似たものとして「ザ・ゲノムビジネス」という本でも読みましたが、その本を読む前ですらヒーローでした。
理由は簡単で、単純に国際プロジェクトに一企業がケンカを売るってのが気持ちいいなって思ったわけです。
なんとも単純ですねww
もちろん、そのケンカにしっかりとした裏付があったことに魅かれたわけですが。
もともと彼のやろうとした方法(ホールゲノムショットガン法)は批判の的でした。
そんな方法でやれるわけがない、ともっぱら言われ、事実そのやり方を知ってる人なら途方もなく難しいと思うような方法です。
しかし、コンピューターの発達やそれらを解決する素晴らしいアルゴリズムの発明により見事ゲノム解読を成しえたわけです。
しかも、もともと国際プロジェクトが予定していたよりずっと早く・安く!
こんなカッコイイ人はいないだろ!ってな感じで自分のヒーローになったわけです。

大学時代はよくベンターの論文を読んだものですが、この本を読むとそれらのバックグラウンドがわかるのも面白いところですね。
ベンターは、その後セレーラを解雇されたもののJ・クレイグ・ヴェンター研究所を設立し、そこの会長になっています。
そこでやってる研究がほんと面白くて、昨年にはついに細菌の全ゲノムの合成を報告しました!
ほんとクリエイティブな仕事を数多くこなし、本当に素晴らしい研究者だと思います。


この本を読むとこれらの素晴らしい仕事をこなせる理由がよくわかります。
クレイグはある意味では子どものような純粋さを持ち、興味があったらとにかく真っ直ぐ行く人なんだと思います。
なので政治的な駆け引きが苦手でうまくいかなかったり、とにかく最終目標が研究の達成なので営利企業と手を組みつつデータを公開しようと四苦八苦したりと無茶をするわけです。
そして、その無茶のお陰でゲノム工学の発展にクレイグは大きく寄与しました。


大学にいるとよくわかりますが、ほとんどの研究者は色んなしがらみの中で生きています。
理系といえば数字で表せるから誰がみても同じ意見になる、なんてとんでもないですね。
どんな正しいこともある大先生の手にかかれば間違いになる、なんてことは普通にあることです。
そんな中で、何者にも屈指ずに真っ直ぐ突き進んだクレイグ・ベンターはやはり自分のヒーローです。
自分自身も会社で働いているので様々なしがらみに雁字搦めになりながら生きていますが、そういうものをものともしない実力が欲しいです。
いつか会社に依存しなくてもいいような技術力を身につけて会社を興すとかではなく精神的に会社から独立できたらいいと思っています。
あこがれのベンター目指して努力して行きたいと思います!





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