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2009.02.22 (Sun)

微生物オタが非オタの彼女に微生物の世界を軽く紹介するための10微生物

けっこう前にこんなエントリーを書きました。

あなたは何オタ?

このエントリーのメインは

「バイオ研究者見習い生活 with IT」というブログの「生物オタが非オタの彼女に分子生物学の世界を軽く紹介するのための10タンパク」というやつからインスパイア(パクリ?)されて「微生物オタが非オタの彼女に微生物の世界を軽く紹介するための10微生物」を考えた

ってことだったんですが、なんと最近、その元ネタblogからリンクしてあるエントリーに同じものがありました!

菌オタが非オタの彼女に農学世界を軽く紹介するのための10菌

やっぱり世の中同類がいるもんですね~。
しかもこのエントリーではしっかり最後まで考えられてる。

ってことで今回もこのリンク先のエントリーからインスパイア?されて前回途中まで考えた10微生物に加筆して紹介!

1.大腸菌(E.coli)
現代の遺伝子工学の根幹を支える凄いやつ!世間一般では悪者のイメージがあるものの、けっして悪さばかりする奴ばかりじゃないのであまり嫌わないで下さい。 むしろ、こいつのお陰で助かってる人は世界中にいるだろうし。この細菌を使った研究で何年か前に気になってたのにミニマムゲノムファクトリーってのがあるだけど、これどうなったんだろうなぁ。新しい論文も見ないし。

2.麹カビ(Aspergillus oryzae)
味噌や醤油、日本酒を作るときに用いる菌。世界に誇る日本の文化です!最近は、漫画「もやしもん
」のおかげでかわいいキャラにもなったりして密かに人気急上昇中の菌でもあります。ちなみに菌と細菌は別モンなのでごっちゃにしないでね~。

3.酵母(Saccharomyces cerevisiae)
2と同様お酒造りに用いられたりしますが、紀元前2000年前のメソポタミアでは既にパン作りにパン酵母を用いられていたというまさに人類の宝! ほんと世界中でこういった「発酵食品」が見られるんだけど、この起源って恐らく偶然の産物なんでしょうね。過去に遡るほど食料供給は不安定だっただろうし、相当腹減った奴が「これ、食えるんじゃね?」みたいなノリで食べてる姿を想像すると、なんだか心が温まります。

4.クロストリジウム属(Clostridium)
悪名高いボツリヌスとかがいる細菌。そのボツリヌス毒素は0.5kgで全人類を滅ぼすと考えられてるそうです。特別紹介しなきゃいけない細菌じゃないとは思うんですが、大学時代の研究対象がこれだったんで格別愛着がある。実際俺が使ってたのは環境浄化用のマイルドなヤツですが。 まぁ今では別の細菌に

5.乳酸菌(Lactobacillusなど)
人の外から内から守ってくれる凄いやつです!健康で生きられるのもこいつのおかげ!?ちなみにヨーグルトは適切な量を食べないと意味ないですよ~(物にもよるけどたたしか1日最低200gくらいは必要)。 この細菌ほど世間でいいイメージが突いてる奴もいないだろうから大腸菌もきっとあやかりたいでしょうね。

6.バシラス属(Bacillus subtilis)
Bt菌とか納豆菌とかいる細菌。おいしい納豆をつくってくれる納豆菌は食べ物たけじゃなく環境浄化等さまざまな可能性を秘めた細菌。実際に、廃水処理に対する工業レベルでの利用はすでに行われてるし、見えないところで働く縁の下の力持ち的存在でもありますね。 こいつを全菌相の10%になるよう培養するだけで何倍も効果が上がるってんだから驚きですよ。ただ、テロとかで有名になった炭疽菌もこいつの仲間なんで油断してると…。

7.アオカビ(Penicillium)
世界初の抗生物質「ペンシリン」を生産する細菌。このペニシリンによりどれだけの命が救われたことか。 僕ら人間は細菌のせいで病気になり、細菌のお陰で病気から救われる。そんな感じで、僕らは細菌様から日々アメとムチの教育をされてるわけですね…。

8.古細菌
かなり広い範囲を指す呼称ですが、このグループは100℃くらいが生育にちょうどいいとか強酸性・塩アルカリにも耐えれるスーパー細菌がごろごろいる、微生物マニアには垂涎もののやつらです。恐らくなんですけど理系人間ってこういう「極限環境」って響きに弱いと思う…って俺だけ?

9.ウイロイド
といわけでインスパイアされてこの項目を追加。確かにこいつもマニア垂涎もの。生物と無生物の境界という問題は生物学を学んだものなら誰でも出会うものだけど、その時大きな問題となってでてくるのが「ウイルス」であり、さらにその上をいく存在である「ウイロイド」はもう人の知的好奇心を刺激するために存在するといっていいほど刺激的な存在です。

10.インフルエンザ菌
さて、最後です。なんでこいつを選んだのか。それはこいつが原核生物として始めて全ゲノムが解読されており、学部・院生時代の自分のテーマはゲノム解析であるということです!学生時代はとにかくこの分野に熱中したもんですよ。そこから広がってヒトゲノム計画に興味を持ち、クレイグ・ベンダーという研究者のやることに興奮したものです。実はこの人、研修者の中ではたぶんいいイメージを持つ人は少ないと思いますが、自分としてはけっこう、いやかなり好きです。世界をまたにかけて行われたヒトゲノムプロジェクトに1つの会社が挑戦状を叩きつけたってのが爽快でいいじゃないですか。ほんと、この人がゲノム分野における研究に与えた多大だ影響は計り知れないものがあるでしょう。でも、技術の発展とは凄いもんで、昔は何億もかけて何年もかけてゲノム読んでたのに、今なら塩基配列データを得るだけなら1日でいいんだもんなぁ…俺の研究はなんだったんだ…。ほんと505シーケンサーを知ったときの衝撃は今でも忘れられないな。…といくらでも話を広げられるきっかけを作れるのがこの細菌なわけです。ちなみに一般的に言う「インフルエンザ」とは別ものなんでそこんとこよろしく。


ってわけで完了!
いや~無駄なことに時間をかけるって素晴らしいww




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