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2009.01.24 (Sat)

遺伝子アレルギー

日本人は特に遺伝子アレルギーです。
以下、このニュースより。

クローン牛・豚は「安全」=流通解禁の可能性強まる-食品安全委作業部会

このニュースの内容事態が問題ではなく、「みんなの感想」という欄のコメントの荒れ様です。
そして、「遺伝子組換え」関連のニュースが出ると大抵荒れます。

以下のコメントは最も同意を得たものです。

クローン技術を使って誕生した牛や豚を食したため、
将来、人体に何らかの悪影響があったとしても

「当時の学術レベルでは想定しえなかった」とし、

「国は責任を負わない」と責任を回避しますよね?

あー怖い怖い!


あえて言います「お前が怖いわ!」
まず、この手の人達は技術に対して大概全く無知です。
なぜなら、そのような技術の話はほとんど出てくることがないから。
クローン技術はそんなに難しい内容ではないので、ググれば勉強できる範囲なのですが、あきらかにそれはしていない。
「当時の学術レベルでは想定しえなかった」という発言が本当に問題なのか?
もし、そうなら研究者は全員クビです。
だった、「当時の学術レベルで想定していなことに挑戦する」のが研究だから。
まぁ、問題起きたら個人レベルではなく国レベルで責任はとれよとは思いますが、必死で研究してる研究者を冒涜する発現ですね。

ここで1つ誤解を解消します。
もし、あなたが「遺伝子組換え食品」に対して不安をもっていたとしたら、それを批判するわけではありません。
たしかに、よくわからないし、なんだか怖い。
そう思ってしまうのが人間の心理でしょう。
自分もあくまで自分の専門分野だから色々書いてますが、わからない分野のことは、やっぱりよくわからないし、怖いものです。
ただし、不安な思いから、即新しいものへの否定へつなげるのは危険です。
「遺伝子組換え食品」は今や世界を支える技術でもあります。
普段何気なく牛や豚の肉を食べていると思いますが、世界で栽培されている遺伝子組み換え作物の80%は、家畜飼料として使われているそうです。
そんな技術はさらに発展すべきであるのに、ただ不安というだけで否定すると日本として非常に困る自体になるでしょう。
それは、例えば他国に遺伝資源を奪われることであったり、遺伝子組換え技術の発展を妨げたりします。

不安なら、自分は選ばなければいい、あとは市場が判断する。
これが適切な対応だと思います。
「不安だから私は食べない、けど平気な方はお好きにどうぞ」というスタンスですね。

しかし、上記した声は非常に強く、日本の遺伝子組換え実験は雁字搦めにするような規制だらけです。
そんな現状がよくわかるのがこの1冊。

非常に平易な文章でiPS細胞を説明してくれているので(平易と感じるのは農学部出身だからかもしれませんが…)とても解り易いのですが、それ以上に大事なことが本書いてあります。
それは、なんとここでも官僚問題なのです。
筆者は「研究者を振り回す省庁間の縄張り争い」、「科学研究をかんじがらめにしている日本の官僚制度」などなど、日本の研究環境があまりに酷いことを主張しています。
筆者はアメリカでの研究経験がありますが(教授になる人は日本の慣例で海外経験がいるもんなのです)そこでは刺激的な日々を送ったそうです。
そして、日本に戻った時に、あまりに酷い環境に愕然としたそうです。
まぁ、そんな環境だったからiPS細胞が生まれたという棚ボタな事件もありますが、今や筆者はどんな科学系雑誌でもこのような問題点について言及しています。
iPS細胞こそ日本がリードしているものの、バイオ技術はダントツでアメリカがNo.1です。
ITとならぶ21世紀の技術を両方ともアメリカにだまってとられていては日本に未来はありません。
技術的競争力こそ経済的基盤を作る最高の武器なのです。


わからないことは怖いこと。
でも怖いことは避ける対象であって、否定する対象ではない。
このことが非常に大切だと思います。
勇気があるなら避けずに挑戦できるとなおいいですね。


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