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2011.01.30 (Sun)

「就活」と就職活動

今回は「就活」についてです。


今春卒業予定の大学生の内定率が過去最低ということで最近「就活」に関するエントリーがあちこちで出ています。
そこでは日本特有の「新卒一括採用」というシステムの是非を問うエントリーが非常に多いと感じています。
このシステムについては私もこのblogで何度か取り上げましたが並々ならぬ内定率がでて今まで興味を持たなかった人もさすがにやばいと感じ出したのでしょうか。
このような問題を見てて1つ面白い現象が起きています。
それは「就職活動」と「就活」が別の言葉のように取り上げられていることです。


現在の日本の一般的な「就活」は下記のようなものだと思います。

・リクナビ等の就活サイトに登録する

・自己分析をする

・エントリーシートをネットを通じておくる

・履歴書を手書きで郵送する

・リクルートスーツを着る

だいたいこんな流れでしょうか。
私自身もこの流れに沿って「就活」をしていました。
そしてこの流れに沿うことが実はちょっとズレているということが最近は多く指摘されて、そのために「就活」が単に就職活動の略語以上の意味を持つようになってきたようです。


だいたい今考えるとおかしいですよね。
募集しているのはリクナビだけじゃないのにみながいっせいにリクナビに登録をしだして、それが就活の一歩と感じるようになっています。
また、単なる大企業志向か内定とれたとこに行くという状況で社会のことなんてまるでわかっていないのに自己分析で「選んだ」気になっている。
「選んだ」気になっているのにエントリーシートはとにかくコピー&ペーストで気になる企業に志望動機だけちょちょいと代えてどんどん送る。
履歴書は時代錯誤の手書きでひたすら書き続ける。
そして個性がどうのこうのといいつつも結局みんなが同じ格好している。
なんとも矛盾だらけの行動だなと思います。


そんな中で私の就活は一般的な感覚からはちょっとズレていたように思います。
なんというかどの会社の説明会を聞いてもみんな同じに見えたからです。
私は研究職志望ということでメーカーを多く見ましたが結局「何を作っているか」が違うだけでやっていることが同じに映ってしまい選びようがなくなったんですよね。
なので就活に対して全然本気になれず友人達が積極的に活動している中で私はだいぶ力が抜けていました。
それで困っていたのですがある会社の方からいただいた言葉が私の背中を押してくれました。


決断するってことは、他の何かを切り捨てること
しっかり意思をもって選んだ会社で全力をだせばどこに行っても成功するだろう


この言葉が私を今の「特定派遣」という世界へと導いてくれました。
なぜこの言葉が押してくれたかというとやはりイメージの悪い「派遣」という世界に自ら足を踏み入れることはとんでもなく勇気がいりました。
他に内定をもらったところは大手だったり自分の分野とマッチしてしかも超安定というところもあり世間的には99%の人がこちらを選ぶと思います。
友人達はなぜ安定してしかも大きい会社を選ばないのかだいぶ困惑していました。
ただ、私自身の性格からして絶対に向いていないと考えていたしそもそも安定なんて望んでいないということも知っていました。
というより「与えられた安定」は望んでいないという表現の方があてはまるかもしれません。
その結果最終的にかなり勇気をもって今の仕事を選んだことを覚えています。
そして、その選択・決断は確実に正解だったと考えています。


いまは就活で鬱になる人もいるということですが是非その会社の人からいただいた言葉を伝えてあげたいです。
世間のイメージでやれ大手だ安定だなんていう幻想にとらわれないで欲しい。
募集をかけている会社は中小企業ならいっぱいまだまだある(数値上はあるみたいです)らしいのでそこで自分の力を発揮すればいいだけの話です。
これからはもっとグローバル化が進み労働人口の流動化が進めば後は「どこに所属したか」ではなく「何をしたのか」で評価される時代が今後必ずやってきます。
まだ先の話になるとは思いますが私達が働いている年齢の間に変化が起こることは確実でしょう。
世間が作り上げた「就活」にまどわされずに自分1人で就職活動をしてみてください。
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11:52  |  社会・政治  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011.01.26 (Wed)

楽しく勉強

今日は資格の話です。

ずっととろうと思ってたけどやれなかった資格「甲種危険物取扱者」の勉強を最近始めました。
たいした資格じゃないんですが一応メーカー勤務だと必ずと言っていいほどとる資格です。
難易度もたいしたことはない資格なんですが最大の問題があります。


全然面白くない!


ということです…。
資格の勉強って新しい知識が身について面白い資格とそうでない資格がありますよね。
最近面白かったのは知財に関する資格で気になってたことが色々勉強できて苦にならなかったので楽勝でした。
しかし危険物取扱者はひたすら暗記でしかも全然興味なし…これはつらいです。
もともと好きなものと嫌いなものではパフォーマンスの発揮の仕方が天と地ほど違うタイプなので勉強してるのが苦痛で一度やめてしまいました。


じゃあなぜ今取り掛かっているかというとあるサイトを見つけたからです。


合格公開講座&問題集


このサイトは無料で色々な資格の勉強ができる凄いサイトです。
しかも問題はランダムに出しているわけではなく記憶するのに良いサイクルを計算してやってくれています。
覚えていない問題は何度もでて確かめたりしてくれるので非常に便利です。


そして私にとって何が楽しいかというと達成度を数値にして表示してくれることです。
「〇〇さんの達成率は△△%です」と数値にされるとそれを上げたくなって向きになって勉強してしまいます。
ある種、RPGでボスを倒すために経験値をためてレベルを上げているようなそんな感覚です。
なので遊び感覚で勉強できるのでかなりはかどってます。
さらに達成度がかなり上がれば実際にかなりの確立で合格してるみたいだし身にもなっています。
こんな素晴らしいサイトがあるなんて便利な世の中ですよね。


あまりに良いサイトなので紹介したくなりました。
一応無料ということだけど合格したら募金したいなぁと思うくらい良心的なサイトだと思います。
とりあえず今は紹介することで恩返しということにしておきます。
21:04  |  自己啓発  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011.01.19 (Wed)

貪欲さ

今日上司からこんなことを言われました。


最近の若者は欲がなさ過ぎる、人の成果も全部自分のものにするくらいの貪欲さが欲しい。


この言葉を聞いて私は悩んでしまいました。


貪欲さの定義が人の成果を奪ってまで自分の成果を上げることなら確かに自分にはその貪欲さをもっていません。
私の仕事は研究ですから人の成果を奪うということはアイデアを盗むということになります。
人っていうのは自分の研究チームにいる人ということもあるでしょうが今日の場合は他所のチームからという意味に聞こえました。
確かに上司は普段からプロジェクトのほかの機関が何か成果をだすと必ずのっかるようにしています。
出てきた成果を追試してあわよくばその先にある成果を先に出したいという意図です。


私はその行為に毎回乗り気ではありません。
人のアイデアを盗んで成果を出しても短期的には良いかもしれませんが長期的には必ず損益になると思うからです。
信用を失う行為をとっていると誰も相手にしてくれなくなるでしょう。
社会において信用ほど重要な資産はないと思います。


というか何よりそういう生き方が嫌なんですね。
仕事じゃなかったらそれが自分になて損益になってもそういう生き方をしたくないです。
そんな行為をして得た結果に価値を感じないというのが正直なところです。


じゃあ何を悩むかというと上記のような考えは持っているもののあまりにきれいごと過ぎないかということです。
自分の人生を歩んでいるんなら自分の考えに沿って生きればいいですがこれはあくまで仕事上の話になります。
とくに研究分野で生きている私は「利益にうとい」というコンプレックスがあるのでなおさらです。
普通のビジネスマンならがっついてでも利益をとっていくものなのか…と悩んでしまいます。
しかしだからといって信頼をそぐような行為は組織にとっても個人にとっても不利益だと思うし…という感じでどうどうめぐりです。


しかし1つの考えがあります。
それは今流行りのドラッカーの言葉です。


マネージャーにできなければならないことは、そのほとんどが教わらなくとも学ぶことができる。しかし、学ぶことのできない資質、後天的に獲得することのできない資質、はじめから身につけていなければならない資質が、一つだけある。才能ではない。真摯さである。


そう、何よりも大事なことは真摯さであると説いています。
少なくとも上司が言った行為は私には真摯さを欠いた行為としかとれません。
私にとっての貪欲さは自らの手で切り開いたアイデアを真っ向勝負でとことん突き詰めていくことです。
そしてそのアイデアが奪われそうになったら全力で戦います。
もしかしたらこの考えはビジネスの世界では全然甘いのかもしれません。
駆け出しの自分ではまだはっきり判断ができるほど世界が見えていないというのが正直なところです。
しかし、もし私が後天的に獲得することのできない資質を持っているならばそれは1つの武器なのでこれを有効に使わない手はありません。

私にとっての貪欲さは真摯に戦うことです。
22:25  |  仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011.01.16 (Sun)

脱紙宣言!

物欲はそんなにない方なんですが最近再び「タブレットPC」への熱が上がってきました。
iPadが火をつけたタブレットPCですがそれに対して求めるものは人それぞれだと思います。
私としてはiPadが気になるもののiPhoneをもっていてさらにiPadが必要かというとそうは思えません。
というよりiPad自体はとてもよいのですが使いたいことと値段を考えるとiPadにする必要がないということです。
私がタブレットPCに求めるものはとにかくこれ。


脱紙宣言


なんかいい言葉が浮かばなかったので硬い標語になってしまいました。
だけどとにかく紙媒体からの脱却を進めたいのです。
iPhoneで電子書籍の良さを知ってからというものの紙書籍であることの意味をあまり感じられません。
スペースはとるし持ち運びは重いし今まで不便じゃなかったことが電子書籍の存在で不便に感じるようになりました。
さらに私がタブレットPCを活用したいジャンルとして「楽譜」があります。
私は趣味で音楽をやっているのですが楽譜ってけっこう嵩張るんですよ。
さらにライブとかで突然リクエストされて応えられないと残念な気持ちになりますしね。
また出来ればノートPCの代用になりうる基本的な機能(文章を書くとか)もあるとよいです。
というわけで私がタブレットPCに求めるもは以下に絞られます。


・楽譜を見れるようにするためある程度大きいこと(最低10インチくらい)

・通信費用がかからないこと(iPadみたくsoftbankと契約する気はない)

・お手ごろな価格(使い方が限定されているので必要以上のスペックはいらない)

・リーダーとして特化しておらずある程度汎用性があること


こんなとこでしょうか。
なので例えば電子書籍としては有能ですが上記の条件をみたさないSony Readerはダメです。
これは電子書籍リーダーとしてはとても使いやすそうですが小さすぎますね。
Kindleなんかもあまりに特化しすぎているしやっぱり小さいです。
iPadはsimフリーにすればよいのかもしれませんが高いです。

というわけで条件にあうので最近見つけたのがこれ。

Ziio 10

安いし、しっかりPCしてるし、インチサイズも十分!
これは気になる存在ですね。
出来れば実物を見たいんだけど家電量販店なんかで取り扱ってくれるんだろうか…。
発売が今月末ということなのでチェックしてみたいと思います。


ちなみになんですが今は本をPDF化してくれるサービスもだいぶ安くなったんですね。
ぱっと検索しても90円/本なんてめちゃ安いのがすぐでてくるぐらい。
これなら100冊やっても1万円いかないんだから今まで買った本を全部PDF化してもたいした値段にはならないです。
タブレットPCを買った際には絶対利用しようかな。


というわけで今年は脱紙でいきたいと思います。
どの程度進められるかわかりませんがとにかく徹底していきたいと思います。
12:36  |  その他  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011.01.12 (Wed)

経営の教科書

前回のエントリーに引き続き今回も経営に関する本の紹介です。


社長が押さえておくべき30の基礎科目 経営の教科書 / 新将命




前回紹介した本の著者はコンサルという立場でしたが今回紹介する本の著者は実際に社長としての経験から語っています。
しかも超大手企業で社長職3回、副社長職1回とこれまたすごい経験の持ち主でありやはり現場で培った生の意見を述べてくれます。


この本の面白いところは各章のタイトルの繋がりがよいところです。

第1章:厳しい環境だからこそ、語れる夢があるか
第2章:その夢は、社会にとって役立つものか
第3章:夢を語れるだけでなく、目標にして示せているか
第4章:目標を実行に移せているか
第5章:目標に向かってともに進める社員がいるか
第6章:心の通うコミュニケーションはとれているか
第7章:バトンを受け継ぐ者を育てているか

もうこれだけで著者の大事にすることがわかりますよね。

会社に必要なのは社会にとっても役立つような夢を社員と共有することであり、その夢を具体化して実効に移すために社員を育てる必要がる。最終的には自分の代わりなるような人材を育てることが重要である。

こんなところでしょうか。
上記したように現場からの生の意見ですが書いてあることは非常にオーソドックスだと思います。
ただそれを強調するということはいかに企業がこれらのことをできていないか示すものであり著者の意見もそのようです。
確かに少なくとも私が関わったことがある企業でこれらのことが徹底されていると感じだ企業はないです。
うちの社長や役員も読んでほしいくらい…。
社員という立場からみて「そう、これをやって欲しいんだよ!」と思ってしまうものばかりでした。
特に第5章にある「社員にとっての悲しいこと四つ」を上司が認識しているかどうかは重要だと思います。


①会社から何を期待されているかがわからない
②結果は出したが、それがどう評価されているかがわからない
③成果が評価・処遇にどう結びつくかがわからない
④将来の方向性が見えない



これは「会社」を「上司」にしてもあてはまるのではないでしょうか。
まさに今の職場はこの四つに悩まされています。

例えばうちの上司は思いつきでポンポンものを言うためいったいどれが一番やりたいことなのかがわかりません。
その全てに応えることは不可能だしだからといってやらないわけにもいかない。
結局自分は何をやるためにいるのか…?そういう疑問に陥っている人がたくさんいます。
幸い私はプロジェクトのほぼ全体の情報を得られる立場にあるので何とかその情報から私なりの優先順位をつけて仕事をしているため上司からの指示が本筋なのか枝葉なのかわかります。
しかし、それがわからない立場にいる人もいるのでそこをなんとかフォローしてやっているのが情況です。
本来は上司の仕事なのに…と思いつつもマネジメントのいい経験だと思ってやっている状態です。

どう評価されているのかわからないというのも非常に辛いものだと思います。
自分の仕事を正しく評価するためにはその前後の情報が重要です。
いろんな関係があるなかでの仕事なので全情報を抱えている上司しか判断しにくい場合もあります。
ですから常に上司と部下での情報のフィードバックをしなければいけないのですがそこを怠ると部下はだんだん自分のやってることがよくわからなくなってきます。
そのせいで仕事のアウトプットの質も悪くなっていきますが上司はその原因に気づかないで怒ってばかりだと最悪です。

成果が評価・処遇に結びつくかどうかは直接やる気に繋がるのではないでしょうか。
例えば私の派遣の世界で一番分かりやすい評価が派遣先との「契約料」です。
1時間あたり〇円とはっきり出るのでこれほど分かりやすい指標はないでしょう。
ですから当然良い仕事をしたら契約料が上がると思いますが契約の仕方次第ではそうなっていない場合もあります。
例えば3年契約で3年間一律契約だとしたらどうでしょうか。
3年後に上がるのを期待して頑張れという人もいるかもしれませんがそれは酷というものです。
同じ3年でも成果に見合う対価を一定の期間(半年とか1年)で受けなければモチベーションも下がるでしょう。
現在の職場はこの点はよくてしっかりフィードバックを受けているように感じます。
しかし、辞めさせる人材を辞めさせないという点では最悪かもしれません…まぁ日本の企業はどこも似たようなものかもしれませんが。

将来の方向性が見えないというのは仕事の質を下げる最大の要因だと考えます。
将来があるから今やるべきことが見えてくるのに、将来どこへ行くのかもわからず現在の仕事の質を上げろという方が無理です。


これらのことを総合すると「情報共有は企業の生命線である」といえます。
また、これらのことを今の職場で嫌というほど知らされました。
たとえ社長や上司に「やりたいこと」「社員に期待すること」「会社の方向性」などがあっても社員に伝わらなければまったく意味がありません。
この情報の共有化をするだけで生産性は何倍も上昇するのではないでしょうか。
そのために第5章で社員にたいしてどうするかを語り、その方法論として第6章にコミュニケーションを説いたのだと思います。
この本を上司と会社の社長・役員にプレゼントしたいところですが…逆にコミュニケーションが悪くなりそうなのでやめておきましょう。
05:23  |   |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011.01.10 (Mon)

グレる勧め

12月から正月にかけて出張の移動と長期休暇で時間があったのでいつもより本を読んでいましたが、けっこう当りが多かったです。
というわけでお勧め本第1弾です!

「決断できないリーダー」が会社を潰す/冨山和彦





この本はとっても薄いしタイトルがなんだか煽りすぎなので全然期待してませんでした。
ところが凄く詰まった本で読んでて興奮してきたとても熱い本です!


著者は元・産業再生機構のCOOで、数々の企業を再生させてきた方です。
そういう実際の現場で得た経験を元に書かれているので話としてはとても生々しいものであり教科書のような綺麗さはありません。
だからこそ訴えるものがあり非情に勉強になりました。


その中でも興味深かったのが「会社の倒産は詰まるところ、人間の弱さの問題」という項目です。
私の今までの感覚では倒産する会社というのは「商品がダメ」とか「販売がダメ」などビジネスに問題があるというものでした。
しかし著者はこれを否定します。
著者が産業再生機構で関わった会社は決して戦略展開に問題があったわけではなく、非常に人間的な生々しいものだと表現します。


会社がどの方向性に舵取りしたらいいかなんて話は、マッキンゼーでも雇えば、当たり前の正しい結論を出してくれます。当たり前の結論は出てくるのですが、戦略的な合理性で組織全体を引っ張って行けるか…(中略)…そこが成否の鍵であり、難しいところなのです


ここだけ読むとなんでこれができないのかと疑問に思いましたが次を読んで意味がよくわかりました。


そして、たいてはそれができないのです。それは結局のところ、人間の強さ弱さの問題だからです。たとえば、人を半分に減らすことが合理的で正しい判断だとしても、実行すれば内外からすごく叩かれます。それはそういう批判をされた人じゃないとわかりません。公で叩かれるということは、実は内側の世界では、身内からその何倍も叩かれ、批判されているんですよ。それこそ、怪文書みたいなものがいいぱい出まくってるんです。いくら頭が良くたって、たいていの人はそれができるほど強くありません。


このような立場におかれるからこそ正しいとわかっていることが出来ないんだ、と非常に訴えてくるものがあります。
これを読んでいて思い出したのは経営判断と比べるととても些細な経験ですが私も大学時代にサークルの改革をしました。
私の代になったとたんに今までのやり方を全否定して新しいやり方を導入していきました。
もちろんこれはサークルという閉じた世界なので公に否定されることはありませんが、やはりOB・OGで否定してくる方はかなりいました。
また、内側からも否定する声はあったし賛同してくれる人でもやりすぎじゃないかという雰囲気が伝わってくることもあります。
幸いなことに結果もついてきたのでよかったのですが本当に苦しかったことを覚えています。
あれを公の場でやられたり怪文書のような内側からのはっきりとした抵抗があったら私にできるかというと…。


このように実際の現場で修羅場をいくつも経験されている著者の言葉には重みがあります。
そんな著者の嬉しい意見が「グレてストレス耐性を身につける」というものです。
このグレるというのはもちろん不良になるとかそういったものではなく、安定した環境を自ら捨てろということです。
著者は東大卒のいわゆるエリートですがいきなり外資のコンサルに入りました。
今の時代なら十分なエリートコースと言えますが当時はとしては完全にエリートコースから脱線したグレる行為だったそうです。
その後も会社の設立に参画して無名のコンサル会社で働くわけですからそうとうなグレ方ですよ。
やはりそうとうもがいたそうで、そこで様々な失敗を経験して強くなったということです。


ここで最初に「嬉しい意見」としたのは私が今の仕事を選んだのも「グレる」ためだったのです。
内定をもらった会社は大企業に分類される会社なので安定した道を選ぶなら絶対にそちらの道を選ぶべきでした。
しかし、内定が出揃ってどの会社に行くか考えたときに「自分が望んでいるのは安定した道なんだろうか…」と疑問が湧き、考えて考えた末に今の仕事を選んでいます。
幸いなことに?雇用制度に守られていないので常に自分を追いこんで仕事ができたり、今の職場では頼るべき先輩が誰1人いないなかで0から自分でもがいて仕事を勧めたりと良い経験をさせてもらっています。
ただ著者と比べると全然「グレたりない」のでこの1・2年の間にさらなる「グレる」機会を狙っていますが…。


とにかくこの本は刺激に満ちています。
経営のための本ですが経営を目指していない人でも「経営トップの考え方」を知るのは仕事に大きなプラスになるのではないでしょうか。
著者のいう「戦闘力」を身に着けたくてウズウズしているこの頃なので今年もグレていきたいと思います!
00:04  |   |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011.01.02 (Sun)

日本の教育の手綱を握っているのは誰か

今回は教育問題に関するエントリーです。
BLOGOSにあったエントリーで下記のようなものがありました。


暴論:国民皆教制を導入すべきである


上記のエントリーはタイトルから中身が想像しにくいですが「社会人は教師を経験しろ」という提言です。
この提言は時々でてくる「教師は社会人を経験しろ」という話に対する反論としてだされています。
といっても本人が与太話と言っているのであくまで極論「教師は社会人」に対する極論として書かれたものだと思います。
けっこう感情的な文章と私には受けとめられたのでてっきり現場の教師の提言だと思ったら全然違って経営学の博士を持った大学教授なんですね。


さて、ここで「教師に社会人経験を積ませろ」という提言に対してですが実は私は賛成です。
ただしリンク先のエントリーに書いてある理由とはまったく異なります。
リンク先の理由を要約すると「教師は社会経験を積んでいないから社会常識・能力が低いためそれを養う必要がある」とあります。
しかし社会人になればわかりますが企業にはいくらでも社会常識がなく能力も低くコミュニケーション能力が低い人間はいると知っています。


私が教師に社会人経験をしてほしい最大の理由は「社会人に必要な能力を教師が知ること」だと思います。
一番わかりやすい例は答えがはっきり決まっている学校の問題とそもそも問題を自分で作らなければならない社会のギャップです。
いったい世の中で生きていくために必要なのは何なのか、これを教師なりの実感を持って教育に取り組まなければどんなに頑張っても机上の空論で終わってしまいます。
その机上の空論としてわかりやすいのが「学校だけで有効なルール」です。
学校の中で規定より少し短いスカートをはけばそれだけで怒られますが街中をミニスカートで歩いても誰も何も言いません。
街中で人を殴れば警察がやってきますが学校で人を殴れば「イジメ」という名称になり犯罪になりません。
こういったことを取り上げればキリがありませんがこういう環境で教育を行う理由は教師のエゴとしか映りません。


私がもし「教師に社会人経験を」という意見に対する反論するなら別の方向で攻めます。
つまり教師が今実際にやっている教育方針は文科省が決めているのだから「文科省のキャリアは企業での経験を積むべきだ」というべきでしょう。
ただ私は文科省と教育委員会と現場の教師の力関係がわかりません。
ほとんど文科相または教育委員会に権限があるから教師を責めても無駄なのか、それともどんなに決まっていても最終的には現場のレベルで判断する余地が残っているから現場の問題なのか、そこをはっきりさせる必要があるでしょう。
でもこの手の議論になったときにそういう部分が伝わってこないので結局意味のない議論になるのかもしれません。
私の意見としては教師は「組合」を持っているんだから団結して現場の教育を良くするために上と戦えよ、と思うのですが話を聞いているとそれはまったく期待できないようですね。


つまり話しを総合すると実際に教師が企業経験を積んだりする必要はないのかもしれません。
ようは教育システムを「教育のための教育」ではなく「社会のための教育」に焦点を絞ることが重要だと思います。
その手段として1番分かりやすい例が教師の社会経験ということでよく話題になるのだと思います。
焦点がズレている今の教育のままではどんなに頑張っても結果がついてこないということです。
実際、現場の教師は過酷な環境に疲弊しているという感覚がありますがもっと必要なことに的を絞ることが必要だと考えます。
22:37  |  社会・政治  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011.01.01 (Sat)

2011年の生き方

明けましておめでとうございます。


みなさん大晦日はどのように過ごしましたか。
私は恒例になっている年越しセッションに行き毎度のことながら楽しい年越しとなりました。
そして帰ってから一息つこうとテレビをつけたら「朝まで生テレビ」をやっていたので少し見ていました。
本年最初の話題はこの番組についてです。


朝まで生テレビはご存知の方も多いと思いますが一応説明すると政治関連の話題を生放送で議論するテレ朝の番組です。
今回は元旦スペシャルということで年明け早々生放送をしていました。
昨日の話題は「日本を萎縮させたのは何か?」というものです。
この話題から始まり司会の田原総一郎さんがいつものように話題を右へ左へと展開しながら進んでいきます。


昨日久しぶりに見ていて思ったのは田原総一郎さんは「視聴者は馬鹿である」ということを前提にしているように思えました。
議論を異様に単純化させて話させようとするように感じて大事な話をかなりぶった切っていたように思います。
もちろん枝葉の話をいちいち取り上げるパネリストもいるのでそういう話を遮るのはわかります。
しかし「例え難しくてもその話を知らないと議論にならないだろ」と思えるようなものまで「難しい!」と遮るのはどうかと思いました。
やっぱり田原総一郎さんはあくまで「テレビで生きてきた人」なんだぁと改めて実感。
そもそも池田信夫さんとモリタクを横に並べている時点で番組サイドの嫌な思いが透けて見えるし議論の結果はいつものように非常に残念なものでした。
というわけでいつものように途中で切り上げてしまいました。


私なりの「2本を萎縮させたのは何か?」ですがやはり20代の私にとっては経済問題とそれに付随する世代間格差が一番の問題です。
日本経済の先行きが明らかに悪いのにそれに対して企業も政治も若者に対する対策は完全に無視。
企業はいまだに新卒一括採用をやめずにある年からの新卒のみ給料が減るという理不尽な仕打ちを平気で行う。
政治も年金は今の20代はもらった金額すらもらえない可能性が大きくさらに国の借金は増え続ける。
つまり企業は今まで自分達が行ってきた経済活動に対してまったく責任のない新入社員にいきなり押し付け、国もある年代から明らかにうまくいかないシステムである年金やら借金やらを全部次世代に押し付けるというのが現状です。
こんな明らかな状態で「萎縮させたのは何か?」なんて議論にもならないと思います。
むしろ上記の前提で「どういうシステムが萎縮させないのか」を議論してほしいものですがテレビというメディアの限界なのでしょう。
池田信夫さんもblogで下記のように述べています。


やはりおもしろいのは楽屋の話で、労働市場についてほとんどの人が問題だと思っていることがわかった。湯浅誠氏も含めて認識はそう違わないが、彼も政治家もそれを口に出せない。これが選挙の争点にならないと、日本は変わらない。


ほとんどの人が問題とわかっていながら選挙で「解雇規制を緩和しましょう」といえば選挙に落ちるという現状がある限りこの話題は公に扱うことはできません。
どうしたらそういうシステムを導入することができるのかについての議論はネットでもかなり極端な例が多くギリシャの財政危機しかり韓国のIMF介入しかりで日本が本気で破綻すれば大幅な改革ができるだろうという意見も多いです。
確かに大きな変化を起こすためにはそういう「誰でも認識できる共通の危機感」が大事なのかもしれませんがやはり怖いですよね。
どうにもならない状態になったらどうなるのか…という恐怖感はあります。
でも歴史の勉強をしていても今まで大きな変化が起きているにも関わらずとりあえず現状があるんだから人間とは考えているより強いものなのかもしれません。


日本が財政破綻したときを乗り越えるために個人にできることは何なのか…。
それはやはり日本にしがみつかない生き方ということなのでしょうか。
それが自身にとってどういう行動をすることなのかがまだはっきりわかっていないので今年はそこに焦点をあてながら活動していきたと思います。


それでは今年も本blogをよろしくお願いします。
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