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2010.04.30 (Fri)

研究分野におけるお金の使い方

昨日から長期連休に入りました。
連休に入ったものの昨日から携帯電話に上司からの連絡が途絶えず…。
全部1度は伝えておいたことばかりなんですが、こればっかりはどうしようもなさそうです。


今日の話題は業務仕分けについてです。
その中でも研究分野に関する仕分けとして理研の業務仕分けがありましたね。
なぜか産総研は対象になっていませんが理研がなっているあたりが色々と背景がありそうです。
というかその辺りの背景は上司が詳しくて色々と説明してもらいました。


本日の話題の中心はそこではなくて研究分野を仕分けることそのものについてです。
昨年の話題としては理研のスーパーコンピューターに対して「世界一になる意味があるのですか?」という質問が大きく取り上げられましたが完全に本質から外れた話題です。
本来の業務仕分けは「お金が適切に使われているか」が大事であり、まず議論すべきは「研究におけるお金の使い方」ということではないでしょうか。
そういう基礎的な部分が仕分ける側・仕分けられる側双方に感じられないので議論にもなっていないように感じます。
というわけで今回は私には大きすぎる議題ですが「研究におけるお金の使い方」について考えてみたいと思います。
ただしあまりに大きすぎるので「国が出すお金を使う研究」というものに限定したいと思います。


国がお金を出す場合において様々なケースが考えられますが基本的には「その時国として力を入れたい分野」にお金が出ていると考えられます。
その際には「現在日本には○○という問題を抱えているのでそれを解決するために△△という研究を行う」と問題点と解決策が非常に明確になっています。
つまり評価基準は非常に簡単でその研究成果により○○という問題が解決されたかどうかを判断すればよいのです。
もちろんダイレクトに解決する成果もあれば1歩近づいたというものもあるでしょうがその辺りは研究の本来の姿勢である「新規性」、つまり今までわかっていないことを新たに見つけたかどうかで判断すればよいわけです。
しかし、実はこの辺りに問題点があると私は感じています。


新規性とは研究において非常に重要な概念でどんなすばらしい発見も論文等の発表が1日遅れて2番手となれば評価は一気に下がります。
そのくらい新規性というのは重要なのですが、そこにばかり目がいって本来の目的である「問題解決」につながっているかどうかの判断が非常に甘いように感じるわけです。
○○という問題を解決する新規の研究成果△△にこそ本来意味があるわけですが、この観点が完全に乖離しているように思います。


例を挙げると私が行っている「バイオエタノール」の分野は本当にひどいものです。
学会発表ではバイオマス(たとえば稲とか杉とか)がちょっと違うものを使っているだけで新規だと発表したり、新しい菌からの酵素だといって新規と発表がかなりありました。
そのような「確かに新規だけど今まで発表された研究に対して問題解決へどう意味があるのかわからない発表」のオンパレードでした。
例え学会といえどもお金をもらって行っている以上は「問題解決」を常に意識するべきでありそれに対してどう新規性があるか語られなければいけません。
そういう発表がない今の公共機関の研究姿勢は「税金を無駄にしている」と判断されてもしょうがないといわざるをえないと私は思います。


資源のない日本が研究分野にむしろもっとお金を費やすべきだという意見には私は賛成です。
ただし、上記のような意味での「無駄」が多い今の現状には正直辟易します。
多くの大学が「研究を続けるための研究」に終始しているのが現状であり自分たちの研究成果を問題解決へ繋げるという気概は一切感じられません。
そのような状態だから業務仕分けでもあのような歯切れの悪い応答しかできないのでしょう。
今のように薄く広くばら撒くよりは優秀な研究者にドンとお金を渡したほうがよほど成果がでるというものです。


これに対する大学側の反論としてよく聞かれる意見として「大学は教育も大きな目的の1つである」というものがあります。
しかし、これも手段にばかり意識がいって目的がまったく見えていない意見です。
教育の目的は何なのかを考えればこのような意見は言えず「社会に対して問題解決をできる研究者を輩出するため」であり「研究をできる研究者を輩出するため」ではないはずです。


というわけで業務仕分けは研究分野に関しても賛成です。
このような議論が今まで公にされてこなかったことがそもそも問題なわけで1度リセットするいい機会だと思います。
そもそも実際の研究現場に下りてくるお金は数割という話も聞いたことがありますし、「研究分野におけるお金の使い方」は大いに議論すべきだと思います。
民主党唯一の成果といってもいいこの業務仕分けがさらに多くの議論を生み出すことを期待します。
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23:08  |  社会・政治  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2010.04.29 (Thu)

新しい働き方

私の派遣つながりの友人で面白い人がいます。

仮にその人をAさんとしますね。

Aさんは前の職場で同僚として働いていました。
会社も同じでちょっと先輩ですが同い年だったので仲良くしていたんですが知っていくほど面白い人だとわかりました。
なんというか表現するならまさに「自由人」です。


なにが自由かというと働き方が非常に自由なんです。
働き方が自由にできると表現するとなんだか非常に優秀な人を想像しますがそうでもないのがAさんの面白いところ。
研究者としてみれば私の方が断然できるし、場合によっては若干実験が下手くそのように思うときもあるくらいです。
しかし、そもそもAさんを評価するには「研究者」という軸1本では足りません。
そう、Aさんは最近流行の「副業」をしている人なんです。


副業が本当に流行っているのか本当のところはわかりませんがビジネス系の雑誌で最近よく見られるキーワードです。
かなり前のAssocieでも特集がされていて副業として以下のものが実例として紹介されていました(括弧内は年収)。

・ソプラノ歌手(200万)
・スノーボード学校運営(2~300万)
・茶道の先生(100万)
・着付け(30万)
・日本そら豆の会(4万)
・宝飾デザイン(秘密)
・カフェバー経営(収支トントン)
・勉強会主催(赤字にならない程度)
・ネットワーク構築(1000万)
・生保代理店、HP作成・運営(200万)
・HP作成・運営、人材派遣(120万)
・原稿執筆、ネットワーク構築(150万)
・映像翻訳(60万)
・中小企業診断士(100万)
・ウォーキング講師(36万)
・技術士(150~200万)
・行政書士(数万)
・ホステス(360万)
・結婚式・セミナー代理出席(180万)
・エアコン取り付け(60万)
・コンビニバイト(100万)

みなさん本当に様々な仕事を副業にしていますね。
中には本業より稼いでいる例もあるのでどちらが副業か本業かのラインがいまいちわからないものもあります。
結婚式の代理出席なんて仕事があるってのもけっこう驚きです。

ではAさんが何をやっているかというと「ネットショップ経営」です。
アクセサリー類を売っているお店で、海外のものを安く仕入れて売ることで利益を上げているようです。
男なので正直アクセサリーを見てもよくわからないのですがそこそこ順調にいっているようです。

そんなAさんと最近久しぶりに会って色々話していたんですが、感じることは「こんなに自由な生き方があるんだな」ということです。
平日は研究補助員のような作業を大手医薬メーカーでこなしつつ、休日は買い付けに出かける。
派遣と派遣の合間には3週間ほど休みをとって1人でぶらりとヨーロッパ旅行に行く。
こういった様々な活動をしているので年齢以上に経験を積み、普通に生活している人よりも何倍も魅力ある人になっています。

日本で働くというと「会社勤めで正社員」というの王道ですがもうそんな常識はとっくに崩れているのかもしれません。
少なくとも派遣先の会社勤めの人とAさんのどちらが幸せそうかといえばAさんと即答できます。
もちろん会社勤めの人全員を対象にしているわけではありませんが、私が関わるようなメーカーの社員さんは閉塞感でいっぱいというか世界を知らないというか、とにかく「幸せ」という言葉が当てはまりません。
その逆でAさんは収入を得る手段が複数あり、将来に対しても楽観的です。
「そんな生き方はいつまでも続かない」と思う人もいるかと思いますが、不幸なまま安定な生活をするよりはずっといいようにも思えます。

もちろんメーカーで働きながら幸せを感じて生活できている人はすばらしいと思います。
要は「自分がどう感じるか」なのでAさんのような生き方やメーカーでの生き方を比較することは意味がないのかもしれません。
ただ少なくとも統計を見ると日本の「幸福度」は世界で90位ということですから、ある程度この比較はあてはまっているように感じます。
The World Most Competitive Country


自分にとって本当に幸せな働き方とは何なのか、という問いはそれぞれ答えが違うしその答えを見つけることも非常に難しいと思います。
だけど難しいからと流れるままに生きていたらきっと幸福度90位を体現するような人生になってしまいます。
社会が作り上げた勝手な価値観に流されずにAさんのようにしっかりと自分を持って生きたいと思います。

10:56  |  仕事  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2010.04.22 (Thu)

希望の光、バイオエタノールに新たな展開

私が現在担当するテーマである「バイオエタノール」に関して最近大きな動きがありました。
それはこちらです。

バイオリファイナリーとは、「すり合わせ」の生きる道

この中で注目すべきは

1L40円にめどが付いたという三菱重工の試算のニュース

という部分です。
私が実際にこのニュースを知ったのは日経バイオテクからですがそれだけを取り上げてる記事がネットで見当たらないのでこちらのリンク先を紹介しておきます。


たぶん実際やっていないとわからないと思いますが「40円/Lエタノール」というコストはちょっと信じられません。
今日本では多くの「バイオエタノールプロジェクト」が走っていますがその多くは「100円/Lエタノール」を目指している段階です。
そして私が所属するチームもそうですが最新のプロジェクトは4・5年後に「40円/Lエタノール」になるよう目指しています。
この40円という値はけっこう大変な数字だなというのがやっている人の実感なのではないでしょうか。
先月行われた農芸化学会のシンポジウムで某造船会社の方が話していましたがコストがとんでもなく難しいと苦しさを表すような発表をしていたくらいです。
それくらいこの値段は難しく、そしてインパクトがあるということです。
分かりやすい例としてビールに入っているアルコールの値段はなんと「1万2千円/Lエタノール」なので100円でさえその価格から100分の1にすると言えばよくわかるのではないでしょうか。


このような背景があるのでにわかには信じられませんがとりあえずそうプレス発表したわけです。
まぁプレス発表なんてデタラメが多いという意見も多いのですが三菱重工という超大手企業がそんないい加減なこと言うのかなとも思います。
そして工夫した部分は「プラント」でのバイオマスの「前処理」だそうです。
私が担当しているのは酵素でありそこでもかなりの成果がでているので、このプラント技術と合わせたらアメリカの値段に対抗できるんじゃないかと本気で思ってきます。
もちろん色々な利害関係があるのでそんなに簡単に技術がリンクしていくとは思いませんが…。


では世界の状況はどうでしょうか。
世界の大手酵素メーカーであるGenencor社やNovozymes社も合わせたように新酵素を市場に投入しており最新酵素のメーカー側での試算は「50セント/ガロン」なので日本円に換算すると「12.3円/Lエタノール」ですからせっかく日本が追いついてきたけどさらに先を行く気配です。
参考:THE FUTURE OF CELLULOSIC ETHANOL IS HERE
まぁメーカーの試算なんて相当な理想状態で計算されているとは思いますが試算を4倍しても50円以下というわけですから相当なものですよね。
毎年毎年新型の酵素を発表しておりこのスピードは益々高まっていくのでしょうか、それとも今回のバージョンを機に一旦止まるのでしょうか。
そこはわかりませんが今は昔からは考えられないほど強力なセルラーゼが低コスト化していることは間違いありません。




このようにバイオエネルギーに対する状況は一変してきたように感じます。
もちろんバイオマスを扱う際にはこれらの問題以外にも安定供給だったり保存方法だったり数々の困難があることはいなめません。
けれどまったく光がないように感じていた分野ではありますが社会の役に立つ日はそう遠くはないのかもしれません。
研究だけで終わるのはやはり寂しいものなのでこれらの希望の光は非常に嬉しく思います。
願わくばいまやっている研究が実際に応用されていくことを願ってやみません。
「バイオマス」の世界はまさにこれから歩みだしていく、そう感じるこのごろです。




21:26  |  研究  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2010.04.19 (Mon)

ソラニン、本当に幸せですか?

久しぶりに映画のエントリーです。
ソラニン見てきました!

ストーリー
OL2年目で会社を辞めた芽衣子(宮崎あおい)と、音楽の夢をあきらめられないフリーターの種田(高良健吾)は不透明な未来に確信が持てず、互いに寄り添いながら東京の片隅で暮らしていた。ある日、芽衣子の一言で仲間たちと「ソラニン」という曲を書き上げた種田は、芽衣子と一緒にその曲をレコード会社に持ち込むが……。



この映画を見た理由は宮崎あおいのファンだからという単純な理由なのでどんな映画かは知りませんでした。
そんな軽い気持ちでみたこの映画、とても良いです!
単なる恋愛ものの映画だと思ったら大間違いですよ!



以降、なるべくネタバレしないように感想を書きますが是非映画を見て欲しいので映画を見るつもりのある方は自重ください。
特に音楽やってる人、やってる人に関わってた人は絶対見た方がいいと思います!



この映画の私なりに感じたテーマは「幸せってなだろう」ってことです。
学生を終えて社会に出ると否応なく「現実」が迫ってきます。
仕事をしなきゃ生きていけないし、その仕事が面白いかって言うとそうでもない、ただ生きてるって人がほとんど。
少なくとも種田にはそう思えたわけです。
じゃあ音楽で食っていくかというとそんな才能が自分にあるとは思えない。
思い切って行動してみても結局ダメになったとき、本当にやりたいことが壁にぶつかったとき、どうすればいいのかなんてわからない。
種田の人生はたぶん多くの人が共感できるのではないでしょうか。


そんな種田のバンドメンバーである加藤(ベース)やビリー(ドラム)にも現実が迫っています。
いまだに大学OB6年生をやってる加藤、下町のしがない薬局をついだビリー、そんな2人の人生が満足いくものなのか。
だけど種田に起きたある出来事をきっかけに2人は動いていく、いや理解していったといってもいいのかもしれません、人生を再びしっかりと歩き始めていくわけです。
そして最後のライブの前にビリーが出した結論…私もまさにそこに共感しました。
どういう結論をだしたのか、是非映画を見て下さい。




っとこんな感じで一切芽衣子(宮崎あおい)がでてこない感想でしたが、音楽やってる私としては3人のバンドマンに共感しまくりだったわけです。
本当に同じこと感じるし、同じこと悩むし、異常にリアルでした。
楽器を始めたばかりのころ、音楽にはまって一気に夢中になったころ、音楽を続けることそのものに悩むこと、それでも音楽をやり続けること、すべてに共感できました。
バンド仲間の絆も見所の1つです。
加藤とビリーが本当いいやつで、しょうもなくて、最高なんです!
なんだかみてたら地元の友達に会いたくなってきてしまいました。


男目線中心に書いてきましたが、逆に女性は芽衣子の立場で映画を見ると思うのでまた全然違った感想になると思います。
というより、芽衣子や加藤の彼女である小谷の気持ちはやはり想像でしか分かりませんでした。
後で説明してもらったんですが「彼氏が夢を追いかけてて、それを応援してるとそれが自分の夢にもなる」って感情がいまいちわからなかったんですよね。
かつて付き合ってた人の夢を応援したこともありましたが、もしその夢が叶わなかったり途中で挫折しても「自分の夢まで破れた気分になる」っていう思いにはならなかったしなぁ…。
やはり女性にとっては恋愛映画で男にとっては広い意味で青春映画ってことだと思います。



そんなこんなで説明してきましたが、本当にこの映画に出てくる人はみんな迷いまくってます!
そして現実の私達もそうなんではないでしょうか?
はっきりいって単純に明るい映画ではなく、迷ってる自分に何かしら届けてくれる映画だと思います。
前は「アバター最高!」とか言ってましたが今は「ソラニン最高!」です(笑)
そして全然触れませんでしたが、やはり宮崎あおいは最高です!(笑)
また2,3年経ったら見てみたい映画だなと思います。
是非ともご覧ください!!!
21:58  |  映画  |  TB(1)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2010.04.18 (Sun)

税制よりも環境を

今日はこのblogで取り上げる仕事における女性問題です。
下記のようなエントリーを見つけたので紹介します。


女性優遇税制の是非


雇用率や管理職への登用率が高い企業に税制上の優遇策を設けることを検討しているようです。
女性の雇用について、M字型カーブがみられるのは日本と韓国くらいだとされます。
労働力率の各国比較図をみてみると、20代までは他国と変わりありません。
しかし、日本では出産の前後で仕事を辞めてしまう人の割合が7割にもなるそうです。
一度仕事を辞めてしまうと雇用の流動性のない日本では正社員としての雇用機会はほとんどないので、パートや契約社員や派遣で再就職するのが一般的です。
女性の非正規雇用率は5割を超えています。




女性の雇用率が高かったり管理職への登用率が高い企業に税制を優遇するということらしいのですがどう思われますか?
私は女性が働ける環境づくりをする政策には賛成ですかこれには反対です。
なぜならこんなことはまったく意味がないとは言いませんが本質を明らかに無視している意味のない政策だと思います。
なぜ、女性が働けないのかという根本的な問題に対してまったく取り組んでいないこのような政策をよくもだせるものだなと思います。


リンク先エントリーでは日本と韓国だけが子供を生む時期に女性が辞めていくとありますが、その原因は何なのでしょうか?
働きながら子供を育てるためのインフラが不足している、男性が働き女性は家庭という習慣が根強い、全国への転勤システムという実は世界的に稀なシステムのため、そもそも会社が男性社会で女性にチャンスが少ない、などなどあげれば複数あると思います。
その中でリンク先エントリーも挙げていますが「労働の流動性が少ない」のはかなり大きな原因でしょう。
子供を生むと時はどんな国だろうと女性は長期間休む必要があり、これはどうしようもない事実です。
しかし、日本の場合は「年功序列」のシステムになっているのでキャリアに空白を作ることは仕事で失敗するよりも大きな損失となります。
また流動性が少ないので一度降りると参加させてもらえない、という非常に厳しい環境です。
こういったことをまったく無視してなぜ今回のような案を平気で出せるのか不思議でならない、というか恥ずかしくないのかな?と思います。


私の母は今年度でついに退職しました。
勤務年数は30年以上でありこれだけ長期間働き続けることができる女性は日本では非常に稀かもしれません。
働きながら姉と私の面倒を見てくれた母は尊敬に値します。
しかし、それは母が真面目に働いていたことに加えて環境が整っていたことにも起因します。

・職業が看護師であるため男性社会ではない(比較的給料が良い)
・小さい子供の面倒を見る祖父・祖母が近くに居た
・父が若い頃病気だったため「女性は家庭に」という価値観を押し付けられてもそれをすることは不可能だった
・移動がない職業であった(病院内だけ)
・看護師という職業は不足している分野なのでキャリアの空白は他の職業よりも問題にならない(売り手市場)

これだけ環境が整っている職業はかなり珍しいですよね。
もちろん忘れてはいけないのは看護師はかなり「激務」であり、特に若い頃は他の職業と比べて相当厳しいのは事実です。
正直、今の私がやっている研究職なんて甘いものだと思います。
普通は失敗しながら覚えるものですが医療現場では失敗すると命に関わるのでそれが許されない特殊な現場であることも特徴ですね。


しかし、このような条件がそろった環境を女性に提供できなければ日本はますます沈んでいくでしょう。
「資源がないから人材を生かす」ということはよく言われているのにそこに「女性」がすっぽり抜けているのが不思議でなりません。
はっきり言って能力なんてのは性別ではなく個人に起因するものです。
性別によるつまらないプライドなんてすてて同じ土俵に立って男女が競争できる社会こそ活気のある社会だと思います。
09:00  |  社会・政治  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2010.04.15 (Thu)

攻める派遣!

前にこんなエントリーを書きました。

更新契約というチャンス

契約の更新時期が来て私が営業さんに「契約料を上げるように頼んでみて」といったところ上司がOKしてくれたというエントリーです。
ただし、この時点では上司のOKがでただけで派遣先の会社がOKしているわけではありませんでした。
当然予算の問題等ありますので上司が上げてあげたいと思っていても上がるものではありません。

しかし、本日営業さんから

単価Upのお知らせ

がありました!
いや~非常に嬉しいです!
これらのことは実力だけではなく運も大きく関連してきますが、今回はやってきたチャンスをしっかりとモノにしたと言ったところでしょうか。
そして、今の職場は明らかに「自分が評価されるチャンス」であるのでガンガン攻めています。
ガンガン攻めるとはつまり「上司に評価されるように」ガンガンせめているわけです。


その成果は「単価Up」以外にも表れました。
上司の信頼を得たせいで2人で仕事の進め方を話し合うことが多くなったのですが少し前に「人員」に関する先行情報を得ることができました。
それは何かというと「今後、こういうことをできる人を増やしたい」という情報です。
派遣会社にとっては喉から手が出るほど欲しい情報のようですが、どうもうちにはその情報がいっていないような雰囲気(あくまで雰囲気)を悟ったのです。
なので、その情報をすぐさま会社に連絡して営業さんに新しい人材を上司に紹介してもらいました。
その際、どういう人材が欲しいのかを現場レベルでわかっているので詳細に伝えられますし、面談の際にこういうことをアピールするとよいといった情報も提供できます。
つまり営業さんがことを運びやすくする情報を伝えるわけです。
そのおかげで、とりあえず1人面談をしてもらえるはこびとなったようです。


このように自分の派遣先にさらに派遣社員を増やすような行いをした場合にも当然評価は上がります。
というより、契約料の単価がアップする以上に会社に売り上げを提供するわけなのでその評価はもっと大きいと考えるのが普通でしょう。
この辺りはまだ自分自身あいまいなので営業サイドとつめていきたいと思っています。


このように今の職場は非常に恵まれた環境だと言えます。
最大の欠点は「人間関係」がちょっと考えられないくらい悪いんですが最近は少し慣れてきてしましいまいた。
時々ある話として「人間関係が悪いから転職したい」というものがありますが、転職先が「良い人間関係」の職場である保障はどこにもありません。
なので今は「人間関係が最悪な場合にどう仕事してどう評価を得るのか」を勉強していると考えています。
ここに書いた以上に辛いことも多いわけですが、純粋に「職務内容」としては恵まれているのでこれからもガンガン攻めていきたいです!

21:12  |  特定派遣  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2010.04.11 (Sun)

グローバルな手段の必要性

今日は最近アメリカで話題になっているという動画についてとりあげたいと思います。





この動画は2007年に米軍が起こしたイラクでのヘリによる民間人銃撃射殺事件のリーク動画です。
この動画に対して正反対のエントリーがあったのでまずそちらを紹介します。


グローバル資本主義だけが世界を平和にし、世界の貧困問題を解決できる ―米軍ヘリによる民間人誤射殺の映像から考えた事

ノータイトル(wrong, rogue and booklog)


この動画に対する両者の結論はまったく異なります。
導入部分はどちらも同じでこの動画に衝撃を受け、戦争というものに対して否定的な思いを綴っています。
しかし、結論は上段エントリーが

それでは、このような悲劇が再び起こらないようにするにはどうすればいいのだろうか?
僕には、それはグローバル資本主義をさらに加速させ、世界の全ての国を互いに密接につながった自由市場経済圏にすること以外考えられない。


とし、下段エントリーはそれらを一切否定して

US市民でもイラク市民でもない僕らにできるとしたら、この事実を記憶に留めておき、人間は小さな誤解からこのような悲劇的な事件を引き起こしてしまうということを忘れず、自分や近しい人間がそういった事態を引き起こさないように努力することだ。


としています。


みなさんはどう感じたでしょうか?
私はこういう場合「対案」を出していない否定は絶対に採用しないことにしているので少なくとも下段エントリーはまったく共感できません。
「戦争」という国家間のグローバルなやり取りに対して「自分や近しい人間」を相手にしてもまったく意味がないことは明白だからです。
いわゆる「言っていることは正しいけど意味がない」というものの代表で派遣規制などがそれにあたりますね(派遣社員が大変だから助けたいという思いは理解できるけれど派遣制度をなくしたらもっと悲しい事態が起きるということ)。
それに対して上段エントリーは「戦争」というグローバルな活動を「経済活動」というグローバルな活動で打ち消すことはできないか、という非常に現実的なものである考える価値があるものだと思います。
事実、現在は「戦争」という行為は非常に非効率な行為であり「経済による戦争」がすでに起こっていると表現してもよい状態ではないでしょうか。
どちらも「戦争」だとしても「殺し合い」より「儲けあい」の方が何百倍も健全であることは間違いありません。


ただし、残念ながら上記エントリーは達成不可能な手段であることも間違いないと思います。
問題となる部分は「世界の全て」というものです。
世界には様々な文化があり、それらの多様性によって世界はなりたっています。
その多様性を世界から奪い去ることは決して「健全」であるとは考えられません。
生物が今まで繁栄してきたのは多様性のお陰であり「何か1つのことが正しい」と考えるのは非常に危険な発想であると思います。
私の考えはそういう前提であるので「グローバル資本主義を加速させる」ことは賛成ですが「世界の全て」をそうすることは違った危険を生むような気がしてなりません。

資本主義には下記のように表現されます。

資本主義は最悪の経済形態であると言える。 ただし、これまで試されてきたいかなる経済制度を除けば。

そう、現時点で最高の制度であることは間違いないのですがそれでも残念ながら最悪とも表現されるものなんです。


話を戻すと、じゃあ戦争に対する「お前の対案はなんなんだ」ということになります。
まず先に述べたように「グローバル資本主義の加速」は1つの強力な武器になることは間違いないと思います。
また、戦争の1つの意味は「資源争奪戦」なので「エネルギーに関する研究開発」に力を入れることはかなりの効果があるのではないかと思っています。
私が研究している「バイオエタノール」の分野ははっきりいって将来メジャーなエネルギー資源になるとは思いませんが、最近は研究が進み今年か来年にはガソリン並みの値段で生産が可能になる見込みです(あくまで見込み、しかも日本じゃないけど…)。
さらに、これはITの発展に伴いすでに起こっていることですが「情報インフラを整える」ことが大事です。
世の中にはまだまだ閉じた国が多くあり、今までなら外の世界を知る機会はなかったでしょう。
しかし、今では世界の裏側の情報がタイムリーに見られる時代になったのでこの流れが続いていくことそのものは非常に意味があることだと思います。
今回紹介した動画も現在のような環境でないと知ることはできなかったわけですし、ITの発展はかなり大きな影響を与えるでしょう。
このように手段は1つではないのでたぶん考えればまだまだ出てくるのではないでしょうか。
大事なことは「正解が何か1つある」という発想は捨てて「グローバル」な問題解決を目指す発想です。


これだけ書いておきながら広義的な「戦争」はなくなることはないと思っています。
つまり「自分が生きるために他者を排除する心」です。
もうこればっかりは「生物」として生まれた以上しょうがないことだと思います。
なのでいかに「殺し合い」をさせないか、という観点から「戦争」というものに対してアプローチをする必要があると思います。
「競争」を残しつつ「戦争」をなくす、非常に難しいですが考える価値のあることです。
09:57  |  社会・政治  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2010.04.08 (Thu)

行動から変化へ

前回のエントリーでは「運命は性格の中にある」という言葉を紹介し、それに対して「性格は変えることはできない」ので「行動を変えるしかない」ということを書きました。
タイムリーなことにそれに関する事を書いたエントリーがあったのでご紹介します。


自分を変えたいときに、まずやるべきこと

人間が変わる方法は3つしかない。
1番目は時間配分を変える。2番目は住む場所を変える。3番目はつきあう人を変える。
この3つの要素でしか人間は変わらない。
最も無意味なのは『決意を新たにする』ことだ。



これが「行動を変える」ということに対する具体的な内容です。
まず①ですが時間配分を変えることで行動を変えるということです。
しかし、いきなりですがこれはなかなかハードルが高いように感じます。
確かに「まず行動するための時間を作る」ことは大事ですが、これをこなせるだけの「性格」がないと難しいかもしれません。
そこで②に繋がるわけですが住む場所が変われば絶対に時間配分が変わります。
例えば職場までの距離が変われば通勤時間が変わるのでそれが行動に大きな影響を与える可能性は非常に高いでしょう。
また住んでる地域が都会か田舎かでも全然かわります。
つまり①と②はセットで考えるものなのかなと思います。

③はもっとも大きな力をもっているように感じます。
人間は絶対に「他人の影響」を受けないと成長できないのではないかと私は考えています。
成長したい・変わりたい!そう思ったときに刺激を与えてくれる人が周りにいるかいないかでは全然違うでしょう。
私自身は大学時代の人間関係に恵まれたので非常に刺激を受けながら成長・変化ができたと実感しています。
ただし、この③にも注釈が必要で「相手を尊敬する力」というのが非常に大切であり、これも「性格」の中に入ります。
ですからやはりここでも「性格」という呪縛からは逃れられないのかもしれませんが「人との出会い」が成長・変化に必須なのは事実であると思います。


つまり最終的には自分の「性格」にあった方法をうまくとりいれることが大事なのかなと思います。


仕事をしていても大事だなと思うことは「変えられない」ことにいちいち執着しずにうまく利用することだと思います。
もちろん世の中にはイノベーションを起こして変えられないことを変える人もいますが普通の仕事に対してはちょっと仰々しすぎますよね。
そんな大げさなことをしなくても変えられないことと変えられることをしっかり見極めるだけで大きな成果はでるはずです。
そして、そうやって成長・変化をしていくうちに「変えられないこと」がいつのまにか「変わってた」となるのではないかと思っています。
21:39  |  自己啓発  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2010.04.05 (Mon)

運命は性格の中にある

新年度になるとどこの会社でも社長や上司からの訓示みたいなものがあるのではないでしょうか。
うちも例にもれず新年度に入ったということで体制を一度立て直すという意味もかねて会議を行いました。
それぞれの担当が現状報告・問題点の把握、そして今後どう向けていくかということを話し合いました。
そんな会議の最初に上司が色々話すわけですが、その中で非常に印象深い言葉を知りました。


運命は性格の中にある


芥川龍之介の言葉です。
最初はこの言葉を読んだ時にすぐには意味がわからなかりませんでした。
でも、少しずつ言葉が体に染み込んできてその意味がわかったんです。
自分なりの解釈をすると、運命というのは「まず運命があってそこに自分がいる」ということではなく「自分がいてそこに運命ができる」ということだと思います。
どんなに自分の運命を嘆いても、実はその運命を作っているのは自分自身であるということですね。
そして上司が紹介した記事の中の結論としては「運命を変えるには性格を変えるしかない」ということでした。


しかし、上司はその意見に反論します。

「性格を変えるなんてのは絶対に出来ない」

だから「性格を変える」のではなく「行動を変える」ことを話したのです。
私自身もまさにその意見に同意で性格を変えることなんて絶対に無理だと思います。
好き嫌い・趣味趣向などなどはとにかく自分の「意思」を超えたところにあるわけでもうどうしようもない部分です。
だからそれらにとらわれず「今の目標は○○だからそれを達成するための行動は○○である」というように考えて行動する、または行動できる環境を作らなければならないわけです。
行動と性格は一見すると繋がっているようですがそれは無意識に行動している場合のみです。
明確に「目標」とそれを達成するための「行動」がわかれば性格からは切り離された状況を生み出すことが出来ます。
だから「目標・目的」というのは考えている以上に重要ということですね。


ただし、それでも反論があると思います。
例えばそもそも「怠惰な性格」の場合はその目標設定すら出来ない可能性がある、というものです。
そしてその反論はまさにその通りだと思います。
最初に述べたように「性格を変えることは出来ない」わけで、もし「目標を立てて行動に移す」ことが出来ない性格なら絶対に目標が達成されることはないでしょう。
つまり「行動できる」というのは才能の1つなのかもしれません。



この「運命は性格の中にある」という言葉を検索したら関連した「名言集」があったので最後に紹介しておきます。


運命の中に偶然はない。
人間はある運命に出会う以前に、自分がそれを作っているのだ。
     ウィルソン(アメリカ、第28代大統領)


チャンスに出会わない人間なんぞ一人もいない。
それを捕らえなかったというだけだ。
     アンドリュー・カーネギー(アメリカ、実業家)


運命は、我々を幸福にも不幸にもしない。
唯、その材料を我々に提供するだけである。
     モンテーニュ(フランス、政治家)


運命に聞く耳なし。
     エウリピデス(ギリシャ、詩人)




どの名言もしびれますね。
そう、今自分がいる環境はすべて自分が招いた結果です。
そこから目をそらさなければきっと自分が思う「運命」が待ち受けていると思っています。
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2010.04.03 (Sat)

今年の新入社員はETC型

新年度が始まりました。
どこの会社も新入社員が期待と不安を胸に…と書きたいところですが今年はそうはいかないのですね。
新入社員の募集をそもそもしていない会社もおおく陰鬱な気持ちで4月を迎えている若者も多くいるのでしょう。

そんな新入社員について毎年あるのが「今年の○○型」というものです。
昔の例を見てみると「エコバック型」、「カーリング型」、「デイトレーダー型」、「ブログ型」と様々です。
そして今年は「ETC型」ということらしいです。


10年度の新入社員は「ETC型」 日本生産性本部


厳しい就職活動をくぐり抜けてきた10年度新入社員は、携帯電話などのIT技術に長け、情報交換にも積極的。物事を効率良く進めるスマートさがあるが、ETCの登場でドライバーと徴収員の会話がなくなったように、効率性を重視するあまり人とのコミュニケーションが不足する場面もあるという。「打ち解けて心を開くまで時間が掛かるため、性急に関係を築こうとすると、直前まで心のバーが開かないので、上司や先輩はスピードの出し過ぎにご用心」としている


こういうのを見ていると凄く違和感が湧くのですがみなさんはどうでしょうか?
私が指摘したいのは「大勢の新入社員がいるのに1つのタイプにくくれるわけはない」というものではありません。
そうではなく、「一番能力のない新入社員にこれほど気を使わなければならない」ことに違和感を感じます。


本来仕事をやる上で一番能力のない人材は新入社員です。
アメリカのように新入社員ですら「経歴」を問う国なら別かもしれませんが、日本においては「学生」と「社会人」の差はかなり大きいでしょう。
そんな中で「新人が先輩・上司に面倒見てもらうのが当たり前」と言わんばかりの上記のエントリーに違和感を感じるわけです。


確かに「マネジメント」という意味では「相手を知る」ことは重要です。
しかし、相手に知ってもらうまで能力を発揮できないなんてのは「能力がない」と言っていることと同じではないでしょうか。
「打ち解けるまで時間がかかる」という性質は仕事をやる上でマイナスでしかなく、本来なら新入社員から「打ち解けるまでに時間をかけさせない努力」が必要だと思いますが、そういう方向性のエントリーではないです。


そして実際に上記したような「自分のことをわかって当然」という人材は多いように感じます。
「上司は何もわかってない」「先輩は何もわかってない」「同僚は何もわかっていない」という前にまず自分ができることを考えていなければ絶対に状況は打破できないでしょう。
相手が来るのをまっていたら必ず自分から動ける人材に先をこされて、結局お荷物扱いを受けるのは当然の流れといえます。


そして、このblogのテーマでもある「特定派遣」の分野ではなおさら言えることです。
そもそも社員と違って突然入ってくる存在であり、期間も限られているので「自ら動く」ということがなおさら重要になるわけです。
さっさと打ち解けて、仕事をもらって、結果をだす。
このサイクルをいかに早くするかが重要になります。
もちろん職場環境ではそう簡単に結果を出すというのは難しい場合もありますが、日々の地道で堅実な仕事ぶりと自ら動きかけることで必ず上司の目に留まる日がくるでしょう。
そうした「チャンス」が来たときにしっかりと対応できるか否かが成功・不成功の分かれ目になると考えています。



というわけで目指すべきは「カテゴリに分類必要がない人材」だと思います。
特に気をかけなくても仕事をこなしてくれてスムーズにコミュニケーションがとれる、そんな人材です。
社会人にとって○○型というカテゴリ分けは意味がなく、「仕事が出来る」、この一言で十分だと思います。
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