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2012.03.05 (Mon)

一般派遣の暗い現実

私の仕事である特定派遣(正社員雇用型派遣)は話題に上がることはほとんどありません。
しかし一般派遣(非正規雇用型派遣)は多くの場合ネガティブなニュースとして話題になります。


「漂流ハケン社員」給料ダウン、結婚絶望、夢は……[前編]


私はそもそも正規・非正規というのがナンセンスだと感じています。
というより日本の大手の「ほぼ雇用を切ることができない正規社員」ということに対してという方が正確でしょうか。
年功序列と新卒採用が企業の人材戦略を大幅に狭めていることは間違いないでしょう。
その結果として生まれる「年齢による採用」が今回の派遣社員のような悲劇を生みます。

多くの人はこのニュースを読んで派遣社員の考えが甘いと思うのではないでしょうか。
正直言うと私も強く思いました。
日本社会の構造を考えれば、それが良いと思えなくても、正社員であることのメリットは限りなく大きいのは誰でもわかるはずです。
その正社員になるチャンスはリンク先で例としてあげられている2人のどちらもありました。
そのチャンスを自ら逃してしまうなんて、なんて愚かなんだと思わずにはいられません。

しかし、たとえ上記のように思ったとしても考え直して欲しいのです。
そもそも働き方なんて時の移り変わりとともに変化してしかるべきです。
その変化に全く対応していないのが日本の雇用システムと言えるでしょう。
それでも男性はまだ問題ないかもしれません。
病気や事故など不慮の事故がない限りとりあえず期間を空けずに働き続けることはできます。
しかし、女性は「子供を産む」という一大イベントが発生すれば当然職の空白期間ができます。
それを全く考慮していない、女性を働き手としてみていないということは私が言うまでもないことでしょう。

またそれ以外にもまさに例にあった人のように「一度の失敗を認めないシステム」ともいえます。
残念ながら将来を予想する力が弱かったと言えますが、それがその後の人生をここまで大きく左右する出来事にする社会がよりよい社会とは思えません。
当然キャリアを変えれば思うような給料は望めないでしょう。
しかし働き続けることが出来るなら再びチャンスがめぐってくることもあるかもしれません。
大事なのは「チャンスを奪わない」ということだと考えます。

今の日本は一度失敗すると通常の手段では這い上がることが非常に難しい社会です。
起業すればいい、と考える人もいるかもしれませんが全員がそれができたらそもそも問題にならないでしょう。
例え失業がある割合であってもその中身が流動的になっているような、チャンスがいつまでも奪われないような社会であって欲しいです。
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21:32  |  社会・政治  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2012.02.07 (Tue)

開かれた社会・閉じた社会

この前こんな記事があってそれについて意見をやり取りする機会がありました。


マクドが関学生を出入り禁止? “大人”の過剰対応に疑問も


この記事に対して私は以下のようなコメントをしました。


関西大人間健康学部の竹内洋教授「大学の近くで営業する店は教育者のようなもの。目に余る学生はその場で注意し…」こんな発言する人が教授なのか…。立地によらずマックは教育機関ではない。


私としてはこんなコメントを大学教授がすることに驚きました。
大学で教える立場にある人が自分のことは棚にあげて「注意すべきだ」と言ってのける神経がわかりません。
「大学の近くで営業する店は教育者のようなもの」という理由に論理の欠片も感じません。
まったく最近は橋下市長にボコボコにされた山口教授といい大学教授の無知っぷりが世間に晒されています。
多くのまともな大学の先生にしたらいい迷惑でしょうね。

さて、議論を本題に移すとこの私のコメントに反論がありました。


こんなこと言うと時代錯誤も甚だしいようですが、本来なら その場にいる大人=教育者 になるはずなんですけどね。つまり同じ場所を共有する集団のなかでは、より大人な立場にある人がより子供な人の過ちを正せるのが、本来広義での教育の形のはずではないかということです。要するに肩書きで縦割りしてそれ以外のことは丸投げするのではなくて、同じ社会的で生活する以上は誰もが子供に対して(大学生を子供扱いにしなければならないのも皮肉ですが)教育者であるのが本来在るべき姿ではないかって。要は子供の悪戯に対して注意もせずに突然規則を押し付けるのは教育として望ましい形では無いのではないでしょうか?少なくとも数十年前の日本や現在でも韓国等では当然の社会構造ではないかとおもいます。


複数のコメントを1つの文章にまとめました。
ちなみに竹内教授のコメントについては同様に不快感を示していましたが(その部分はカットしました)最終的な結論は若干異なっています。
彼の判断は「その場で注意すべきだ。どんな立場であろうと大人が子供を優位するのが望ましい形であり、昔の日本社会のような構造がよい」という意見だと私は捉えています。
その意見に対して私は非常に違和感を感じたため、彼に同意を得てこのようにまとめることにしました。


大人が子供を注意すべき


非常に一般的なこの意見に対して私はなぜ違和感、どころか嫌悪感すら感じたのか自分自身よく考えてみました。
何に対する嫌悪感なのか…それはまさに彼が言った「子供に規則を押し付けない」ということです。
私は日本社会において学校というのはある意味治外法権になっているように感じています。
学校内での暴力行為は「いじめ」という表現で終わりますが、学校外では「犯罪行為」になります。
その理由は社会一般にあてはまる規則が学校内では通じずに治外法権になっているためです。
その他学校内でしか通じないルールは細かなものを含めれば数多くあるということは誰でも実感があるはずです。
それを「教育」と呼ぶならなんのための教育なんでしょうか。
私には本来の目的を大きく外れた教育としか思えません。


「ルールに則る」ということの重要性は社会の開放性が高くなればなるほど重要になります。
アメリカが極度の訴訟社会になったのはいろんな人種がいるため日本に見られる「暗黙のルール」が通じないためそうならざるを得ないからなったと考えられます。
そして、このような動きは現代のグローバル社会=より開放性の高い社会にとって非常に重要です。
ルールが明確なら途中から参加してもそこでの生き方がわかります。
すると皆が同じルールで競いあってビジネスを進めれるため活力の高い社会ができるでしょう。

その反対にあるのが一般に言われる「古きよき日本の社会」です。
ルールは「暗黙のルール」となっているため明文化されず基本的に外部からの干渉を嫌います。
最近その分かりやすい例として古株であるオリンパスの上場維持され、新参者のLivedoorの経営者は塀の中にいます。
検察が誰を犯罪者にするのか、その法則がわからない日本はそれだけカントリーリスクが高い国と考えられ起業家は嫌煙する可能性もあります。
時代の変化は早くなるにつれて「大人」の判断なんてものは全くあてにならないことをこの国は証明してくれているように感じるのです。


こういうことを考えると「大人が注意する」なんて括りがいかにつまらないものかと感じます。
明確なルールの下で子供を育てることが何より重要ではないでしょうか。
今回大学が取るべき対応は店側がお願いしたルールを徹底するだけでよかったので「過剰反応?」というタイトルになったのです。
ルール以上のことを勝手にするのは大学側が教育ではなく体面を大切にした何よりの証拠でしょう。
つまりルールも教育者も不在であることが最大の問題なのかもしれません。


というわけで思った以上に長くなってしまいましたが自分の考えがなんとなくまとまりました。
この機会をくれた彼に感謝します、お互い勉強しましょう。
21:04  |  社会・政治  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2012.01.08 (Sun)

日本の防衛政策 / 神保謙@GLOBIS.jp

すごく前の話ですが原発問題に関してグロービスの堀さんとソフトバンクの孫さんがオープンな場で議論したことがありました。
それをきっかけにネット上のオープンな議論というのが進められて第2回はTPPについてでしたね。
その時に出席していたパネリストの方に神保謙さんという方がいました。
その話しぶりの論点の明確さとキレの具合に「すごい人がいるな~」と思ったので検索してみたらグロービスで動画を発見したんです。
今日はその紹介をしたいと思います。


グロービスというのはビジネススクールを経営していて教育を軸にビジネスをしているようです。
その派生サイトなのかよくわかりませんがオンライン経営情報誌「GLOBIS.jp」というサイトがあります。
そこでは経営だけでなく様々な分野の動画が紹介されており無料で勉強できる素晴らしいサイトです。
経営に直接関係なくても幅広い知識がないと経営判断ができないためこのように様々なことを取り扱っているのかもしれませんね。


さて、その動画のなかにあったのが神保さんの動画です。
慶応大学の総合政策学部で教えているので政策を専門としている方なのでしょうか。
動画をみると政策の中でも防衛政策を専門としているようです。
それではさっそく動画を紹介します。


慶応義塾大学総合政策学部 神保謙氏「世界のパワーバランスの変化と日本の外交・防衛政策(前編)」

慶応義塾大学総合政策学部 神保謙氏「世界のパワーバランスの変化と日本の外交・防衛政策(後編)」


私は防衛政策なんて初めて真面目に聞きましたがまぁわかりやすい!
1つ1つの論点について明確にしながら問題点をあげて、その結論に辿り着くまでの道筋がほんと気持ちいいくらいです。
自分もこのくらい説明できたらと直接政策だけでくプレゼンとして勉強になりました。


防衛政策に関する詳しい説明は動画に譲るとして、最後に聴衆から秀逸な質問がでました。
最終的な結論が正しいと仮定したときにどう行動すればそれが実行できるのかというものです。
それに関する答えは即効性のあるものではなく結局こういう実態を知らせていく必要があるというものです。
確かに私自身「防衛政策」なんて考えたこともなかったけれど実は外交においても非常に重要な影響を与える因子だということを聞いたことがあるので知っておくべきでしょう。
ということで知識の共有のためにこの動画を紹介しました。
合計で80分くらいの動画ですが本当に分かりやすいので是非皆さんも共有してください!
10:31  |  社会・政治  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011.08.18 (Thu)

マッチポンプ売りの少女

マッチポンプって何かわかりますか?
この言葉はマッチとポンプをくっつけた造語だそうです。
マッチは火をつけるために使うものでポンプは水を汲むもの。
それをくっつけたマッチポンプは自分で火をつけて自分で消すという行為をさしています。
他の言葉で言えば自作自演。
今回紹介するのは現実に起きているマッチポンプの物語です。


マッチポンプ売りの少女




最近本の紹介はあまりしなかったんですがいい本には沢山出会いました。
だけど、今回紹介するのはいい本とはちょっと毛色が違います…。
一読するとなんともふざけた本で書き方もなんとなく悪意に満ちているというか。
だけどこれが実際に起きていることだと思うと先を読まずには入られない、そんな本でした。

この本で取り上げられてるマッチポンプは9つ+αです。
内容はグーグル、某小説の大賞作品、流行、日本ユニセフなどなど多岐にわたります。
ただし、上記のような直接的な表現はしていなくてグーグルは「ゴーグル」とか、日本ユニセフは「日本uniques」とか微妙に表現は変えてあるんですけどね。
だけど、それとしか捉えられない表現や注釈が沢山でてくるのもこの本のふざけているところでしょうか。

けっこう知ってる話も多かったのですが1つ知らなかったことで衝撃的なことが。
税理士の話なんですが、どうやら税理士には2つのパターンがあるそうです。
1つは試験に合格して税理士になる人、私が知ってるのはこのパターンです。
もう1つ税理士になる方法があって、それは税務署(本ではゼイムショーとなってますが…)に23年勤めると無試験で試験がもらえるそう。
これはネットでも確認したので事実みたいです。
この2つのパターンのうち税務署上がりの方は例えば総務などの税理士の知識が必要でない部署からでも資格がもらえるそうで知識がほとんどないまま税理士をやる場合もあるとか。
そして、最大の違いは資格上がりが担当する企業と税務署上がりが担当する企業への税務調査の数とのこと。
税務署にもノルマがあるそうで、下手に知識バッチリで付け入るスキがないような生意気な税理士が担当する企業先へ集中的に税務調査をかけたりすることもあるとのこと。
ただし税理士は絶対税務署の逆らうことはできないそうです。
なぜなら税務署と争うと資格を剥奪する規定まであるそうです。

これが事実なのかネットで探しましたがあるようなないような…。
ちょっとわからないけれど基本条件「税務署上がり」や「ノルマ」の存在はどうもあるようなのでこのような仕打ちがあることも想像できますね。
まだはっきりした情報がないのでなんともいえませんが記憶にとどめておきたいことです。


こんな感じで日本は(世界は?)マッチポンプで溢れています。
本の帯にはマッチポンプの例として

政治家の発言、医局の教授選挙、テレビの評論家のコメントなど。ひと言で言えば、この世の中。

とあります。

世の中=マッチポンプというのは悲観的な見方ですがそういう一面があるのは事実でしょう。
その事実を上手に活かすのがマッチポンプに対する一番の戦い方だと思います。
まだまだ知らないマッチポンプが溢れているのか…そういう意識をもって世の中を眺める必要があるでしょう。
その手始めとして是非この本を読んでみてください。
21:42  |  社会・政治  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2011.08.06 (Sat)

孫正義x堀義人 トコトン議論

昨日原発に関して「孫正義x堀義人 トコトン議論」が行われました。


孫正義x堀義人 トコトン議論


脱原発派としてソフトバンクの孫氏、原発推進派として堀氏の両氏がオープンな場で原発の是非を話し合う企画です。
こういうガチンコバトルはテレビでは実現できない現代ならではの企画ではないでしょうか。
私は震災以降の脱原発・自然エネルギー促進をtwitterで連呼し続ける孫氏に疑問を持ち続けていたので孫氏の意見を聞けるよい機会となりました。


内容は両者がプレゼンを20分行い、それに対して10分間コメントを述べて後はフリーディスカッションという形式です。
時間も決まっていないためまさに「トコトン」という名に相応しいのではないでしょうか。
ただし、たしかにトコトンやっていましたが「議論」と呼べるようなものではなかったように感じます。
堀氏の意見に対して孫氏の意見は終始論点をずらして「僕はこう思う」の一点張りで話し合いの体をなしていませんでした。
途中からまるで司会とコメンテーターのようで議論には程遠いものです。


こうなった原因は一番重要であるはずの「ほんとに原発って危険なの?放射線って危険なの?」ということに踏み込んだ議論ができないためです。
ここが議論できない理由として孫氏は「放射線の危険性に対しては色々な意見がある。一部の学者が危険でないといってもそれを鵜呑みにはできない」というような趣旨を述べます。
それに対して堀氏は「では携帯の電磁波も危険性が指摘されていますが基地局の危険性についてはどうか?」と質問したところ「今のところ危険だという話は聞いてないから問題ない」と答えます。
ここがダブルスタンダードになっているのにこの論調を強引に推し進めるため結局安全性については議論できなくなっていました。
危険かどうか2つの意見があるものに対して一方は危険と判断してもう一方は安全であると判断する、ここに矛盾が存在するため私にはそれ以上の話し合いは無意味に思えてきました。


この話がでたときにtwitterでは堀氏が論点をずらしたという指摘がありましたがむしろ逆でここが重要です。
平気でダブルスタンダードが通る「安心」というもので今後のエネルギー政策は決められないということが本来の話であったはずです。
また、爆発に関する危険性もすでに研究がされていますが知らない話が出ると結局スルーされるので意味がありません。
「僕はこう思う」の話法に始終振り回される意味の無い話し合いと感じました。


しかし、このイベントが意味が無いとはまったく思ってません。
むしろこの企画が始まる前に恐らく両者は様々な対策を立てた結果、新しい結論に辿り着いたように思います。
脱原発をあれだけ連呼していた孫氏が「ミニマム原発」という至極真っ当な意見を述べたり、天然ガスに注目したりとtwitterのような異常さは感じませんでした。
むしろあれだけ言ってた自然エネルギーとやらはどこへいったのだろう…。
堀氏としてはこれだけで成功だったのではないでしょうか。


ここまでの論調だと孫氏を悪く言ってるように聞こえますがダブルスタンダード以外はそう悪くも思っていません。
仮にも大企業の取締役があんなオープンな場に出て議論をするなんて普通は考えられないことでしょう。
さすが日本のITに大きな影響を与えた偉大な企業家らしい行動力です。
その行動力を自然エネルギーではなくもっと現実的なエネルギー政策に反映させてほしい、ということだけが問題ということです。
そもそも自然エネルギーを価格も含めて信用しているなら自ら企業して行えばいいわけで原発の是非ではなくエネルギー自由化を議論すべきでしたね。
ただ、これは政治に関する問題になるのでそんなデリケートなことを公の場でやる馬鹿ではないということでしょう。
そこはさすが大企業ということでしょうか。



止まったままの原発は今後どうなるのでしょうか。
節電は私の仕事にも大きな影響を与えており放っておける問題ではありません。
一刻も早い電力供給の増加を願います。
22:04  |  社会・政治  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
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